施設警備に限らず警備員の仕事は、少なからず人間関係で悩んでいる人も多いと思います。業界の体質が体育会系である事と、平均年齢の高い職業でもあるので、考え方の古い人も多いです。そんな警備業ですが、警備業者はどの地域にも数多くあるので、人と揉めるくらいならさっさと別の警備会社へ行った方が自分の為でもあるのです。
警備員は人間関係で揉めやすい
警備員の仕事は体力を使うので大変である、というのは誰でも知っている事だと思います。
更にお客様の対応で精神的にもキツイという現場もあったりするのです。
それらから警備の仕事をするのに躊躇する人も居たりするようですが、悩むよりもまずは実際に警備員の仕事を始めてみて考えても遅くは無いと思います。
そんな思いで警備員の仕事を始めてみても、実は意外と体力面や精神面以外の事で悩んでいる人も少なくありません。
それは
「警備員同士の人間関係」
で悩んでいる人も少なくないのです。
警備業界は平均年齢の高い仕事で、更に体育会系色の強い職業でもあります。
その為、言葉使いが荒かったり、後輩の警備員に対しての扱いが厳しかったりもします。
結果、警備員同士の衝突の無い現場が無い、と言えるほど同僚と揉める人も少なくないのです。
同僚と揉めないよう心掛けていても、向こうから突っかかって来る場合もあるので、人間関係が嫌になる警備員さんも少なくありません。
それならばいっその事、警備会社を替えてしまうという手もあるのです。
警備会社は掃いて捨てるほどある
世の中に警備業者は約1万社もあります。
これは廃業する会社もあれば起業する会社もあり、日々入れ替わりながら業界全体としては年々増えているのです。
そういう意味では警備業界は一応、成長産業ではあるのです。
そんな警備会社は年々増えている状態なので、一つの会社で同僚と上手くいかないのであれば、嫌な思いを続けて悩んでいるよりは、そんな会社はさっさと辞めて別の警備会社へ行った方が自分の為になります。
ご自身の住んでいる地域に、警備会社はよほどの田舎でもない限り数多くあると思います。
施設警備や交通誘導警備など、多少偏りはあるかもしれませんが、建物がある限り施設警備業務はあるでしょうし、道路工事や工事現場がある限り交通誘導警備業務の需要はあります。
人間関係で嫌な思いをしても、警備の仕事が嫌になったわけではないのなら、新しい警備の仕事を探した方が良いですしね。
それでも会社選びは慎重に
掃いて捨てるほどあると言える警備会社ですが、自分がどんな警備業務をしたいのか確認は必要です。
施設警備員として働いていたのに、人間関係で揉めて別の施設警備の会社を探す時、交通誘導警備の会社を選んでは意味がありません。
警備会社によっては、施設警備も交通誘導警備も両方の物件を持っている会社もありますが、中には交通誘導警備の物件しか持っていない、という会社もあります。
まあ、これらの違いは求人を探している時に確認しているでしょうから間違う事も無いと思いますがね。
あとは、警備会社を移籍したからと言って、完全に人間関係の問題から解消されたわけではない、という事を理解しておく必要があります。
冒頭にもお話した様に、どこの警備会社も平均年齢が高く、業界全体が古い体質の所が多いです。
長年在籍している高齢の警備員が幅を利かせ、現場によっては偉そうにしている警備員も居るかもしれません。
今までの現場だけが異常だったのではなく、どこも似た様なものだと思っておいた方が良いでしょう。
それでも今の人間関係からは脱する事が出来るので、移籍した先では同僚と良好な関係が築けるかもしれません。
こればかりは移籍してみないと分からないので、今どうしてもこれ以上我慢できない、という状態であれば移籍するのは良い手だという事です。