施設警備員として勤務してきてどこの現場でも警備員同士の中の悪い隊員さんはいました。大きなケンカになる程や冷戦かのような静かな対立など様々ですが、イメの現場ではそこまで大きな揉め事になる隊員さん同士の人は居ません。仲が良すぎるとまで行かなくても何も問題のない現場は良いものだと実感しています。
警備員同士で仲が悪くなる問題
施設警備員に限らず、警備員同士で問題を起こす人は一定数います。
今までどこの現場の配属でも、警備員同士で仲の悪い者同士、という人は居ました。
殴り合いのけんかになるほど決定的に仲が悪い様な警備員さんは居ませんでしたが、一色触発ともいえる様な警備員さんは居ましたし、実際にその現場を目の当たりにした事もあります。
彼らは一時的に仲が悪くなる人もいれば、その後ずっと雰囲気の悪い状態が続いていた人もいます。
仲が悪くなる原因もそれぞれで、よくある原因の一つは仕事に関する事で相手の粗が気になるパターンが多い気がします。
警備員としての仕事の出来不出来は、警備員によってかなりバラツキがあり、最低の水準の出来であっても、それを良しとしない隊員さんがケチをつける所から始まります。
警備員の対応なんて上を見たらキリがないのに、この様に粗を探す人ももっと上の人から見れば責められても仕方が無い出来だろうに、と思うものです。
若くても高齢でも問題を起こす人
警備員同士で問題が起きる時、年齢は関係ありません。
警備員の多くは高齢の方が多いです。
世間から見ると、高齢者の方は頑固で自分を譲らない、というイメージもありそんな高齢の警備員さんばかりが問題を起こしているのか、と思うかもしれません。
しかし実際は、問題を起こす警備員さんは別に高齢の方ばかりでもなく、若い警備員でも同僚とケンカをすると云うのは普通にあります。
よくケンカをする者は同じレベルのモノ同士、と言いますがこれはレベルが高い低い関係なく、また年齢も関係ありません。
要するに、若くても同じレベルの者同士であればケンカをする要因はあるという事です。
まあ、それでもケンカをする多くの警備員さんはレベルの低い者同士である事が圧倒的に多いのは間違いありませんが。
1対1で仲が悪くなる警備員さんもいれば、多くの人数で真っ二つに分かれ仲が悪くなる状態も経験してきました。
いつも思うのですが、なぜ同じ仕事をしている者同士で仲が悪くなり問題を起こすのか不思議に思います。
少しでも自分の勤務している仕事が、お互いに協力して楽になればそれは自分にとっても良い事、だと常に思っているのに、同僚の仕事振りをダメ出して「アイツはダメだ」なんて話していても何の解決にもなりません。
少しでもみんなの業務負担が減る様な行動を取った方が、自分も得するというのに。
仲が良すぎず悪すぎず
警備員同士で、年齢が離れている事でお互いの理解が及ばず、何となく仲が悪くなるという光景はよく見てきました。
しかし、そのまた逆もあり年齢が離れているからこそ仲が良くなるパターンもあります。
以前の勤務で私は２０歳以上も歳の離れた高齢の警備員さんと良くしていただいていました。
彼の好きなジャンルの映画が私の好みと同じで、DVDを何十本も借りた事もあります。
そしてその映画のジャンルの話やパソコンの操作について、彼から多くを学びました。
過去にそこまで仲の良くなった警備員さんにはそれ以降出会っていませんが、別にそこまで仲が良くならなくても良いと思っています。
警備員という仕事上、中々全員で交流を深める様な事は出来ません。
誰かが休みの時は誰かの勤務である様に、全員同時に休めません。
なので、業務上といううわべだけの仲でも良いと思っています。
ケンカをする様な険悪な雰囲気にならなければそれで良いのです。
人の入れ替わりの多い職業でもある警備業。
今一緒に働いている同僚が、突然来月辞めてしまうなんて事も別に珍しくない業界です。
仲が良すぎず悪すぎず、これで十分です。