夕べの巡回時に残留者がいて戸締りのチェックが出来ず、次回の隊員に回すことになりました。見るべき箇所なので特に申し送りもせず彼に任せました。しかし翌朝どうも気になったのでその部屋を見に行くと、残留者は既に帰っていたようですが窓は開けたまま・・。どうやら彼は巡回時にその扉を見ずにそのまま戻って来たようでした。
巡回時に何を見て何を見ていないのか
彼は巡回時に何もチェックせずに帰ってくるような人物ではありません。
他の人が気が付かないような事も気づいて意見できる、貴重な人材でもあります。
しかし、昨夜の巡回時には単純な項目を見逃してしまったようで
何を見て、何を見ていないのか・・今一つかみどころがありません。
彼全てを否定するほどダメなわけでもないので微妙なところですね。
確かに貴重な意見を貰える事は非常に助かっています。
そこから隊全体の業務に変化を見出す事も有りました。彼の意見はこの現場には必要だと私は感じています。
そういう評価をしているだけに夕べのミスはショックが大きかったです。
彼には伝えずこちらで処理はしましたが、次同じ様な事があったら今度は指導しようかと思います。
他の人もそうなのか
彼の夕べの行動を見て、他の隊員の事も気になったのです。
最近何回か巡回時に見落としの項目があったのですが、何名かは巡回時に見るべきものを見ていないような気がします。
勿論本人に問いただすと「見ています」と返事が返ってきますが、どう考えても見ていないから見落とした・・としか言いようが無いのです。
それならまだ「すみません、見落としました」と素直に言ってもらった方が判るような嘘をつかれるよりはましですよね。
自分の隊員を信じたい・・という気はあるのですが明らかにバレるような嘘はすぐに分かるものです。
巡回はその人の性格が出る
巡回、というものは一人で行くものです。
以前も話した事があると思いますが、巡回中は何をやっているのか他の人には分かりません。
しかし記録を見れば、見落としたものを見ればその人がどの様な巡回をしてきたかなんとなく分かります。
何年もその現場で巡回してきた人間なら分かりますよね。
同じ現場で同じ順路の巡回をしているので、どこにどれくらい時間がかかる・・とか〇〇の区間を〇分で回るにはこのくらいのスピードで回らないと回れない・・という事はこのエリアの火気点検や戸締りの確認はしていない・・と。
巡回は早く回って来れるならそれでも良いですが、それは
見るべきものをちゃんと見たうえでの事、それが出来ないのなら早く回る意味は無い、です。
ウチの現場には数名、そういった巡回を競争と勘違いしている隊員がいますがそれで見るべきものを見逃しているようでは巡回の意味はありません。
それが一隊員だと気づけないのは私も経験があるので判る話なのですが・・
業務に関する指導は結構平行線なところがあって難しものだと感じています。