施設警備の仕事は空調の効いた建物内の仕事でよさそうと思ったので、交通誘導警備と比べた結果、施設警備の仕事を選びました。しかし、実際に勤務してみると現場にも違いがあるでしょうが、建物から一歩も外へ出ないなんて事は無く、建物の外周の巡回や、立体駐車場なんて半分外の様なものですし、意外と外の業務と切っても切り離せない仕事だったのです。
空調の効いた快適な仕事
もともと外での勤務が苦手だったので、警備員の仕事をしようと思った時に、交通誘導警備の仕事は無理だと思いました。
一日中、外で立ちっぱなしの仕事は夏は暑く冬は寒いと、季節を身近に感じる仕事です。
人によっては外での仕事が好きな人もいるでしょうから、外の勤務はそういう方にお任せしようと思いました。
そして希望した施設警備の仕事ですが、配属先は大型商業施設。
1日当たりの来客人数もかなり多く、その多くのお客様を迎え入れる為に館内の空調も効き過ぎというくらい効いていました。
快適な館内で優雅に仕事ができると思ったのもつかの間、いざ商業施設での勤務を初めて見ても、ずっと館内から外に出ずに仕事、という訳には行きませんでした。
全く外に出ないわけでもない
商業施設の仕事は、館内の仕事だけではなく、建物の外周を見回る仕事もあるので、夜中ではありますが外周巡回もあります。
また建物の各出入り口に自動ドアがありますが、巡回時は自動ドアの開閉チェックもするので、いったん外に出る事になります。
更に、車検索や立体駐車場の巡回をする時、ある意味外ともいえる駐車場に出る事になります。
いくら施設警備員とはいえ、小さな事でも外に出る、という行動は必ず発生します。
まあ、その程度なら外に出るのも仕方ないのでは、と思うかもしれませんが当初は、施設警備員は建物から出る事は無い、と思い込んでいたのでこれを知った時は多少ショックを受けました。
まあ、どんな仕事でも「これだけしていれば良い」なんて事は滅多にありませんので、施設警備員の様に建物内の仕事とはいいつつも、多少は外の仕事があるのは仕方ない、となんとか納得したものです。
これでも交通誘導警備員さんと比べれば、ずっと外にいないだけはるかに楽な仕事だという事は分かってはいるのですがね。
どこの施設の業務でも外に出る
商業施設以外の施設警備の現場へもいくつか行きましたが、やはりどこの現場でも多少とはいえ外へ出る業務はありました。
中には、昼間でも外周巡回をするところもあり
「これでは普通に外の仕事と何ら変わらないよ」
と云う所もありました。
外の勤務が苦手な自分としては、午前と午後に1回づつ1時間程度の外周巡回がある様な現場は、もはや施設警備ではない、と思ったものです。
当直の警備員さんと午前と午後で巡回を分けていたので、すべて一人で行っていた訳ではありません。
もし、この現場で午前も午後も一人で外周巡回へ行け、といわれたら恐らく退職するか異動願いを出していたかもしれません。
それほど自分は外の仕事は嫌なんだと思いました。
今の職場は一応外での勤務もありますが、今までの現場と比べたら極端に少ない仕事量です。
この様に施設警備と一言で云っても、外での業務の違いはかなりあります。
人によって外の仕事が苦手だという程度は違いますが、配属先の現場によって施設警備員なのに外での業務量は大きな違いがあるという事は承知しておく必要がありますね。