開閉店に追われる事の無い施設警備

施設警備員として開閉店業務があります。これは現場ごとで忙しさがものすごく違いがあり、今の現場では時間に追われて慌てるような事はありません。現場によっては5分が命取りになる様な開閉店。時間に追われない業務を一度経験すると元には戻れないでしょう。

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5分遅れが命取りになる開閉店

開閉店業務で苦労した現場はやはり商業施設になります。

施設の開店や閉店は、お客様を時間通りに迎え入れる、残留客が無いか確認して速やかに閉める、といった業務を決められた時間内にやらなければいけないからです。

これが意外と大変で、とても一人でできる事ではなく時間内にやりきる・・という自分のペースで出来ない点です。

制限時間内に時計を見ながら決められた事をするのはやった事の無い人からすると相当な事です。

 

以前、前の現場で商業施設の勤務の経験のない警備員さんに、この時間に追われる大変さを話した事がありましたが、半分冗談で言っているのか、という様な反応だったのを覚えています。

しかし、経験者の方なら分かると思いますが、時間に追われるのは事実であり、当時あれを毎日の様に遅れる事なく出来ていたのは相当すごいと思います。

 

大きなショッピングセンターが開店時間になっても自動ドアが開かなかったり、エスカレーターが起動していないなんて事になったらクレームものですよね。

警備員はそうならない様に、毎日時間と闘いながら無事に開閉店させているのです。

 

それが今では、開閉店の様な建物を施開錠する時間はありますが1分1秒遅れてならない、という様なシリアスさはありません。

こんなのでいいのか、と思うほどです。

開閉店の無い施開錠業務でも決まりはある

今の現場では、お店ではないので開閉店とは呼びませんが、時間になったら入り口を開け閉めする施開錠業務はあります。

しかし、これも時間こそ決められてはいるものの、開く時間や閉まる時間に駆け込んでくるような施設ではなく、それこそ30分ズレたとしても誰にも影響がない様な現場なのです。

一応言っておきますが、それでも施開錠時間は今まで1分と遅れた事はありませんよ。

 

商業施設の時と何が違うって、それこそ開店を待って外で人が並んでいるという状況ではない事です。

商業施設の時は開店時も閉店時もそのどちらもお客様に影響がありました。

1分でも遅れる事が許されない、という状況でクライアントも防災センター内でもピリピリしているのです。

 

 

「ミスがあってはならない」

 

という厳しい条件があったので余計にそれがストレスになるのがあの現場でした。

しかし、ああいった現場を経験している警備員さんは、経験していない警備員さんと明らかに他の現場で差が出ます

どちらも経験してるからこそわかる事

先ほども話した通り、日々開閉店の業務を時間に追われてやっていた警備員さんは他の業務でも時間を気にした行動が出来ています。

そして何より全体の業務でもどことなくキビキビとした動きが出来ている様な気がしました。

 

しかし、商業施設の経験のない警備員さんは、あまり時間に追われて行動するという意識が無い気がします。

まあ、これは一緒に勤務してきた警備員さんたちを見ての発言なので、私が知り合ってきた商業施設未経験の警備員さん達が、たまたまだらしなかっただけなのかもしれませんが・・。

 

そして今現在、開閉店に追われる事の無い落ち着いた現場での施開錠業務をしていて、やはり商業施設のような時間に追われる現場経験のない警備員さんと、経験者の警備員さんとではやはり、業務の行動に極わずかですが違いが見られます。

 

経験者は時間に厳しい行動がとれますが、未経験者は現場の雰囲気に悪い意味でのまれてのんびりしている感じがします。

この行動のどちらが正しいかは現場によって判断しづらいですが、どちらも経験している人にとっては「もう少しキビキビ行動できないのか」という愚痴を聞く事がたまにあります。

 

まあ、未経験者は今の現場の行動しか知らないので、それが正しい・・と思っているでしょうし、今の所それで問題ないので何とも判断しづらい事でもあります。

 

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