先日、巡回をしていた時に各部屋にある扉が「外開き」と「内開き」になっている事が気になり、巡回路にある扉を注意してみて回りました。今までそんな見方をした事が無かったのでちょっと新鮮でした。
建物の外へ出る扉は殆ど外開き
巡回中にふと、扉の開け閉めの向きが気になり順路途中の扉を確認しました。
毎回、巡回時に何気に通り過ぎている扉も一つづつ見ていくと意外な事に気が付きます。
「なぜここの扉はこの開き方なんだろう・・」
と。
警備員としての知識で、建物の外へ通じる扉は全て外開きに作られています。
これは災害時に建物の外へ出る際、建物内から建物外の導線を乱さないようにする為に扉が外開きになっているのです。
避難訓練などで避難路としての外へ出る為の、最後の扉を見れば分かり易いと思います。
必ず、建物内から外へ出る扉は外開きなはずです。
この知識を持って巡回時に改めて各扉を見ると、やはり建物の外扉はみな外開きです。
しかし、建物内にある各部屋の扉はどうかと思い確認してみたら、それが意外な結果であったのです。
建物の構造によってバラバラ
各部屋の扉は基本、引いて入る形です。
これも外へ出る為に押して出る・・
要するに部屋の中から見たら外開きですね。
部屋から部屋の外へ、そして建物から屋外へ。
全て外開きの扉が基本です。
当たり前と言えばそうなのかもしれませんが、ウチの隊員さんに、そうとは言わずに質問したら中には知らなかった・・という人もいるかもしれません。
そう確認しながら扉を見たのですが、中にはその常識に当てはまらない部屋もあるではありませんか。
部屋の構造や、建物の仕組みを考えてみましたが、なぜ、その部屋だけ扉が逆なのか分かりません。
建築系の人なら分かるのかもしれませんが、ここの現場の建物の仕組みで、内開きな扉でないといけない理由でもあるのかもしれません。
今度機会があったら事務所の人に聞いてみようかと思います。
扉が多すぎて全ての開く向きは把握できず
巡回を終えて、扉の仕組みに納得しつつ、その常識に当てはまらない扉もある事を知りました。
ここの現場は部屋の数が多く、全ての扉が同じ開き方とも限らない。
警備員としてすべての扉の開く向きを気にする必要もないので、どこの部屋がどちらの開き方であるなど覚える事もないでしょう。
部屋によっては巡回時に入らない所もあるので、もうこの現場に何年も勤務していますが把握しきれていない事があるんだな、と感心しました。
警備員としては最低限
「避難路の建物の外側についている扉は外開きである」
という事さえ覚えていれば良いかと思います。