施設警備員は大勢の同僚と一緒に仕事をしています。大勢いた方が仕事を分担又は協力できるので、一人当たりの負担は少なそうに見えます。反面、一人の現場では誰も頼る仲間がおらず、責任も自分に掛かってきます。大勢の仲間と協力して働くのと、一人の現場でだれにも頼らずに働くのとでは、どちらが「働きやすい」現場なのでしょうか。
優秀な警備員なら一人の方が良い?
大勢の警備員のいる現場か、警備員が一人しかない現場かどちらが良いのかというのは、結論から言うと
「優秀な警備員なら一人の方が良い」
と思っています。
施設警備員は配属先の現場で、多くの同僚のいる現場や少数の警備員など、施設の規模により、配置されている警備員の人数も変わってきます。
多くの警備員が一緒に働いているので、一人当たりの仕事の負担も少なくて済みます。
しかし、優秀な警備員さんであれば、周りが負担と感じる仕事もそれほど大した事は無いので、大勢いても一人でもそこに変わりはありません。
むしろ大勢の同僚がいる事の方が、優秀な警備員さんにとって負担になる事があるのです。
それは、大勢の警備員が配置されている現場では、そこで働いている警備員全員が「仕事の出来る警備員」とは限らないからです。
大勢いる現場の中のポンコツ警備員の存在
大勢の警備員と一緒に勤務している現場では、全員が業務を熟知しているとは限りません。
大勢の警備員がいるので、多少仕事の出来ない警備員さんが居ても、周りの他の警備員さんがカバーしてくれるので何とかなってしまいます。
そう「ポンコツ警備員」という存在です。
大勢の警備員さんが所属する現場になればなるほど、ポンコツ警備員さんがいる可能性も上がります。
大勢の警備員さんがいるので、ポンコツ警備員さんが多少なやらかしをする程度では、あまり目立つ事はありません。
ダメな人が大きな失敗をやらかして「出禁」になる事も無くやっていけるのです。
まあ、大勢の警備員さんが所属している現場では、一人だけ目立つポンコツ警備員さんというよりも、ポンコツ警備員に片足突っ込んだ様な人も意外と多かったりします。
ですが、施設警備員とは本来そう言った事も踏まえて、みんなで協力して働くので、出来ない人が沢山いてもみんなでカバーできればそれで良いと思っています。
そんな人達が集まって働いているので、仕事の出来る警備員さんにとっては、大勢の同僚のいる現場というのは
「自分の仕事の足を引っ張る人がいる職場」
という認識なので、一人の現場の方が良いとも言えるでしょう。
大勢いる現場か一人の現場の良さは性格次第
施設警備員として働く時、大勢の同僚がいる現場で働くのか、それとも警備員が一人しかいない現場で働くのか、という選択肢はその警備員さんによると思います。
施設警備員として優秀な人であれば、先ほどお話した様に仕事を邪魔される様な人が居るというのであれば、大勢の同僚のいる現場で働きたいとは思わないでしょうし
施設警備員として一人で多くの業務を抱えて仕事をするよりも、周りの人と協力したり頼ったりしながらやっていきたいと思うのであれば、同僚が大勢いる現場で働いた方が良いでしょう。
仕事の負担から言うと、同僚が大勢いる方が明らかに「ラク」です。
サボって良い、というわけではありませんが、その日仕事を多少手を抜いても誰かがカバーしてくれる事もありますし、一人当たりの仕事量も一人現場よりは少ないと思います。
自分がどの様な性格で、警備員として仕事をしていくうえでどんな働き方をしたいのか、という事を考えた時、施設警備員としての技量も考慮して「一人現場」なのか「大勢の同僚のいる現場」なのかを考えると良いかもしれませんね。