制帽のデザインがどうにも嫌いな警備員

警備員の制服の恥部の制帽。警備会社の数だけデザインがあるといえるでしょう。そして制帽の形も様々です。昔ながらの警察官と同じ様なものから野球キャップの様なものなど色々あります。私は今まで昔ながらの制帽しか被った事がありませんが、このタイプの制帽が嫌いです。

スポンサーリンク

警備員の被る制帽の種類

よその警備会社の警備員さんが被っている制帽によく目が行きます。

というのも私は自分の警備会社で身に付けている制帽が嫌いだからです。

私が今まで経験してきた警備会社で身に付けていた制帽は、昔ながらの警察官が被っているタイプの制帽です。

 

多くの警備会社の警備員さんがこのタイプの制帽をかぶっている事と思います。

そして、このタイプの制帽が私は嫌いです。

 

そもそもこのタイプの制帽は古くは世界中の多くの軍隊などで採用されています。

軍隊っぽいからキライ、というわけではなく警備員という業種には不釣り合いな気がするのです。

もともと社会的地位の高くない業種なのに、この帽子を被る事で背伸びをして偉そうにしている気がするからです。

 

人命や財産を守るという大切な仕事している自覚はありますが、警察官や軍隊っぽい恰好に寄せて「虎の威を借りる狐」を周りに見せている様な気がしてならないのです。

現代において警察を真似る無意味さ

警備業というものが誕生してすぐは、どんな仕事をするのかよく理解されないと聞きました。

そこで、警察官のような恰好をすることで、警察官の様な仕事をしている、と分かりやすくしたと聞きました。

 

しかし、まさに警察官の様に見えるのをいい事に、権限を悪用して反社勢力などを始め雇った側が都合の良い様に警備員を使い、警備業というモノの社会的地位を下げる要因にもなったのです。

その後警備業法が誕生し、当時よりはまともになったのですが、社会的地位の低さはご存じのとおりです。

 

話がそれましたが、昔は警察官を真似る必要があったので、大層なデザインの制帽が必要だったかもしれませんが、現代では社会的地位は低いものの警備業という職業は認知されています。

 

そう、もう警察官のような恰好を真似る必要はないのです。

 

いまでこそ、警備会社によっては野球キャップの様な制帽を着用している警備会社もありますし、警察官でさえ仰々しい制帽以外の帽子もあります。

そう、多くの警備業界だけが昔のままの古いデザインを、今でも変えずに採用しているのです。

業界全体のセンスの無さよ

警察官のような恰好をして偉そうにする。

私には警備員の被っている制帽はそんなイメージがあります。

 

今時、警察官と警備員のしている仕事は違うと誰もが知っています。

そして警察官を真似た当時から今では50年以上経っているのです。

 

50年前のデザインの制服を今でも着ている警備員って、今のセンスに合っていないのは当然ですし、古臭い感じがしませんか。

だからと言って多くの警備会社が、時代に合わせた制服に切り替えていくには経費が掛かり過ぎて不可能ですよね。

 

9割以上の警備会社が弱小警備会社です。

従業員に安い給料しか払えないような警備会社が、とても制服を一新する経費があるとは思えません。

だから、多くの警備会社は制服が古臭いのです。

 

ここ20年以内に創業した警備会社であれば着ていて古臭さを感じない制服かもしれません。

制服のデザインが古臭いと、一般の人が見た時に「ダサい」という印象を与えてしまい、見た目で損をすることもあると思います。

 

業界全体がギリギリでやりくりしている会社も多いので、今後も制服を現代のデザインにすることは恐らく無理でしょう。

自分の警備会社の制服のデザインに納得している人がとてもうらやましいです。

 

警備のしごとのトップページ

スポンサーリンク