先日夜間巡回をしていた時、屋上へ出る扉付近を通った時いつも違う・・という違和感に気づきました。いつも何気なく通っていても日頃と違う点に気づけてこそ警備員ではないでしょうか。
ここの屋上付近の扉周りは巡回路して決められているので、私以外の隊員たちも全員ここは通ります。
なので今回の状況に気づけたのは私以外の隊員でも可能でしょうし、ボーっとしながら気を配らずに通れば気づくことは出来なかったでしょう。
今回気づいた内容というのは・・
屋上には外へ出るための扉がありその扉に手袋が挟まれて指の部分が少し見えている状態を発見しました。
ただそれだけです。
これで気づける人は私同様、注意力はある方だと思います。
今思いついたのですが、今度私以外の隊員が気づけるかどうか同じこと試してみようかしら・・。
これが何を意味するかというと
外から建物の中には入れてしまうのです。
ここの扉は中からは施錠に関係なく開けて出る事が出来るのですが、外からはいったん扉を閉めると施錠状態になって入れなくなるのです。
ちょうどホテルなどのオートロックのような感じですね。
中からは出られるけど外からは入れない・・。
しかしこの扉に何か布のようなものを噛ませると、扉が完全に閉まらなくなり一見閉まっているように見えても実は空いている、となります。
今回はそれを手袋でやられたという事です。
過去にそんなことをされたことは無いので初見でしたが、何か違和感を感じて気づきました。
ちょっと警戒しながら扉を開けたら・・・
外から従業員が慌てて入ってきました。
どうやら屋上でタバコを吸っていたようで、扉を開けたままタバコは吸えないが締めると自分が入れなくなるので苦肉の策として手袋を噛ませていたようです。
とりあえず大事件でなくて一安心です。
これがもし侵入目当てでやっていたとして、気づかなかったら・・自分以外のぼーっとした隊員がその日に通っていたら・・
ウチの隊員たちの日頃の行動を見ていてこれに気づける人数は恐らく2割・・
自分を入れて2~3人だと思います。
日頃から何もないのが当たり前になってしまいがちな巡回ですが、こういったハプニングもある、と警戒しながら巡回をしなければならないと思い知らされました。