とうとう自宅待機者からの退職者が出始めた

よそ様の警備会社では分かりませんが、とうとううちの警備会社から退職者が出始めてしまいました。これは普通に退職となったのではなく、自宅待機として仕事が無かった方が退職したのです。退職に繋がるのは当たり前と言えばそうですが、この時期他に行く当てはあるのでしょうか・・。

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自宅待機者は生活していけない

ウチの警備会社で自宅待機をしている警備員さんが結構いるようです。

その影響を受けた警備員さんがウチの現場にも数名、応援として配属されています。

その中で応援としても行き場のない警備員さんが、自宅待機を余儀なくされていました。

警備会社としても働く場を設けて、何とか会社に留まって貰えるよう努力はしているようですが、そもそも働く場所がないのでどうにも出来ないのが現状のようです。

そんな中営業所から聞いた話ですが、自宅待機者の中からとうとう退職者が出始めてしまっているようです。

給料は出ないけど会社には所属していてね・・

何ていう都合の良い話は会社側だけの希望ですよね。

人間生きてゆくにはお金が必要で、家賃を払ったり物を食べたりしていかないと生活していけません。

お金の無い状況でずっと内に居ろ・・といわれても無理な話です。

なので給料が出る他所の仕事を探します、当然の行動ですね。

結果退職者が出始めたそうです。

しかし今は仕事が無くても、いつかこの騒ぎが収束した時に契約していた会社には何名もの警備員が必要になります。

その時に辞めてしまった警備員の補充はすぐに出来るのか心配です。

そして辞めてしまった警備員さんはこの時期どんな仕事を探すのでしょうか。

警備員をしていたものは次も警備員に就く

よく聞く話に

「警備員を辞めた者はまた警備業に就く・・」

というのを聞きます。

実際、今いる現場の警備員さんの前職が警備員・・という人は驚くなかれ半数は経験者です。

いや、自分でも今数えながらびっくりしました。

現場としては経験者が居るというのは強みではあります。

現場で研修する時も経験者とど素人では教え方が明らかに違います。

そんな経験者が多い警備員ですが、今回辞めてしまった警備員さんは次どこへ行くのでしょうか。

今の時期、世の中は求人が減っており実際に有効求人倍率も減ってきております。

オリンピック建設特需が終わり令和に入ってからずっと、ジリジリとですが有効求人倍率は下がっているのです。

そんな中コロナ騒ぎが発生して令和2年の2月にはさらに大きく下がりました。

このままでは更に落ち込みそうでまた、就職氷河期がきそうです。

そんな厳しい時期に警備員を辞めてまた警備員をやろうにも応募者が殺到して、よほど資格を持っているだとか特殊な経験を持った警備員でもない限り雇ってもらえないのではないでしょうか・・。

あなたは他の仕事のつぶしが利きますか

警備員は底辺な仕事だと我ながら把握しています。

しかし与えられた仕事は真面目にやる、と責任をもって臨んでいます。

そんな底辺な警備員の仕事ですがこの時期はどこへ行っても大変な時期になりそうです。

警備会社としては人員の確保をしたくてたまらないでしょうが、その人員を配属させる現場がありません。

今では契約していた企業も休業してしまっているので、現場に送り出したくても行かせる場所がないのです。

そうなると自宅待機という結果になってしまうのですが、それでは生活できないのでよその警備会社へ行こうとします。

しかし待ってください。

「あなたはこの大変な時期に、他の警備会社へ行くほど優秀ですか?」

今この時期どこの警備会社も働く場所がありません。

人が余っているのです

求人を出している現場も来月には、いきなり休業になってしまうかもしれませんよ。

そして今そこを飛び出して職を探しても、よほど他の人よりも秀でたモノが無い限り警備会社は拾ってくれないでしょう。

他所でつぶしが利かないようであれば、今退職してしまうと無職になってしまいます。

サービス業も製造業もだんだん景気が悪く案ってきており、経験者でもない限り雇ってくれるのは難しいでしょう。

今するべき事は今所属している会社に保証をしてもらいそこに留まるよう働きかける事ではないでしょうか。

やみくもに飛び出しても何もいいことは無いと思います。

 

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