ごくまれに警備員の対応する中に外国人のお客様が見えると思います。警備員の多くはそこまで学歴が高いわけではなく、英語が堪能な警備員さんは100人に1人いれば良い方ではないでしょうか。だからといって外国人のお客様の為に、今から英会話教室へ通いますか。現代においてはそんな事をする必要はもはやないのです。
英語をわざわざ覚える必要は無し
施設警備の現場によっては、外国人のお客様と話す機会が多かったりしますよね。
商業施設でも多くのお客様は日本人ですが、中にはまれに外国のお客様から声を掛けられる事がありました。
私は日本語以外ほとんど話せないので、声を掛けられた時は身振り手振りでどこへ行きたいのかやり取りし四苦八苦した覚えがあります。
その後に就いた現場も外国人の方がから声を掛けられる事が多く
「これからは警備員も英語が話せるようにならないといけないのか」
考えたものです。
しかし、商業施設の現場の次に就いた頃からスマホの機能が充実してきて、スマホで翻訳し会話のやり取りが出来るようになりました。
あの時は「これで警備業も安泰」と喜んだものです。
一昔前では外国語を身に付けようと思ったら、高いお金を払い時間をかけて英会話教室へ通う必要がありました。
しかも近年では外国語と一言で言っても英語だけとは限りません。
アジア圏や南米地区などの多くの言語の人が来日するようになっています。
これではいくらお金と時間があっても言葉は学びきれません。
今後必要になるのは英語だけではない
警備員として勤務する地域にもよりますが、英語の通じない外国人も多く来日しています。
最近だと中国人の人をよく見かけますね。
仕事の行き帰りで寄るコンビニでは、そこそこ流暢に日本語を話す中国人の女性がいます。
普通に買い物をしても日本人の店員さんとするやり取りと何ら変わりありません。
日本語しか話せない自分からすると、よその国へ行きそこの言語を習得するという事は、それなりに努力しただろうととても感心します。
そんな彼女を見て自分が逆の立場として、警備員の仕事中に中国語で話しかけられても恐らくオロオロするだけで何もできないでしょう。
やっと身振り手振りのジェスチャーで意思の疎通が出来る位だと思います。
そのうち数年後には、今よりも多くの外国人が日本に住んでいるかもしれません。
しかし、今ではスマホの翻訳機能で相手の言語を習得していなくても会話が出来るのです。
私も以前の現場で、翻訳アプリを使用して英語圏の人と話をしました。
多少準備に手間取りますが、それ以降はスムーズに会話をする事が出来ます。
他の隊員さんもちらほら使用していたようですが、心配していた通り高齢の警備員さんはどうにも使いこなせていませんでした。
ガラケーからスマホに切り替えたのは良いのですが、ガラケーの時に使用していた機能以上に使いこなせないのです。
多くの高齢者の警備員を見てきましたが、年を取ると新しいものを習得する、という行為がどうやら面倒になっているようです。
同じような高齢の警備員さんでも、進んで習得している人もいるので全ての人に当てはまる訳ではないようですが。
年をとっても興味のある事に関しては積極的に動けるのだな、と感じました。
スマホの翻訳機能を習得せよ
多くの警備員さんは、スマホを所持していると思います。
20代の警備員さんから、70代の警備員さんに至るまで。
そのうちどれだけの人がそれなりに使いこなせているか分かりませんが、自分の仕事として利用できるのならぜひ翻訳機能は覚えておくべきです。
業務中、いつ外国人の人から声を掛けられるか分かりません。
特に海外から来た人にとって、警備員の格好をしている我々は非常に珍しい人として見える事でしょう。
余程ないでしょうが、もしかしたらコスプレをしている人と勘違いするかもしれません。
まあ、コスプレに間違えられるなんて事は冗談としても、普通に道を尋ねられる可能性は十分あります。
その時に外国語を身に付けていなくても、スマホ一つで会話が出来るのです。
相手は母国語で話して、こちらは日本語でOKなのです。
焦りながら身振り手振りで伝える必要はないのです。
英会話学校へ通う必要もないのです。
仕事中にスマホの携帯が許されていない現場もあるかもしれませんが、今の日本の現状を見ていると、増える外国人に対応するにはこれしかないと思います。
普段からアプリを開いて練習しておいて損はないと思います。