施設の外の下水工事業者がアポなしで強行工事

今日の午前中に施設の外で下水工事をしているのを見かけました。当施設の外なのでここの現場には関係ない工事だな・・と思っていたら「外で下水の工事をしているのですが施設内のマンホールも対象なので作業させてほしいのですが・・」いや、施設内に入るのが事前に分かっているのならなぜもっと前に来ないの・・?

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当施設は週末は従業員がいない

当施設は週末の土日などは従業員がいません。

ショッピングセンターなど年中無休の施設などは、どの曜日でも対応できる人が居るでしょうが、ここはそうではないのです。

施設の外の公道で下水に関する工事をしていたのですが、午前中に警備室まで作業着を着た人がやってきて、施設内のマンホールを開けて作業をしたいとやってきました。

警備室側にはそういった作業届が来ておらず、さらに事前にここの担当者とも話もしていないらしくとても許可できる状態ではありません。

最悪、事前に工事許可が取れていて担当者が書類を警備室にもって来るのを忘れたパターンであれば許可も出来たかもしれません。

しかし今日の場合は全く話をしていない状態であったので、受け入れられることが出来ませんでした。

書類が届いていない場合でしたら従業員の個人の携帯に電話して確認を取りますが、事前の打ち合わせもしていない状態だと電話口では詳細も分からないので従業員側が許可を出す事が困難です。

その為事前の打ち合わせが無い状態での休日アポはほぼお断りする事になっています。

必要のある工事であるかもしれませんが、許可が無ければ立ち入らせる事は出来ませんね。

必要性があっても資格(許可)がないので入れられない

資格と必要性・・

施設警備員の方なら一度は耳にした事のある言葉です。

出入管理をしていて施設内に入れても良い人物は、施設内に入る正当な理由があって、しかるべきエリアで許可が出た者のみです。

今回は工事をするという必要性は満たしていましたが、資格がありませんでした。

平日であれば警備室から担当者連絡して、工事の許可も問題なく出たでしょうが土日という日が悪かったですね。

その為に作業届という書類もあるのですがそれも出ていない・・

それでは警備員側としては施設内に入れるわけには行きません。

この2つを満たしていない限り警備員は出入管理の場で不審者をストップさせなければ出入り口にいる意味がありません。

中にはこの資格と必要性を自分の判断で許可してしまう基準が緩い警備員もいますがもってのほかです。

これを許してしまうと「前の警備員さんは入れてくれた・・」というとんでもない事態になってしまうのです。

前回にもあった業務以外の行動をすると、また次も同じお願いをしようとする人が出てきます。

自分一人だけが365日、24時間受付にいるのならどんな対応をしても責任は自分だけですが、みんなで交代しながら勤務しているので規則は守らなければいけませんね。

前もっての打ち合わせは必要

今回は下水工事に関しての当日アポでしたが、こういった事前打ち合わせの無いアポは結構あったりします。

こういうのは本当に警備員泣かせな対応なんですよね。

今日工事をしなければいけない相手の気持ちは分かります。

目の前にいる業者の人は工事をしに来ただけで、悪いのは事前に打ち合わせをしなかったこの場に居ない営業担当の人だろうからです。

感情論では許可したいのですが、それをしてしまうと結果警備員に責任が来てしまいます。

この怒りのぶつけ先の無い状態が結構あり、もどかしくなるんですよね・・。

どんなに些細な用事であっても、届けの無い者を入れる事は警備員に責任がきますので、どんなに泣き落としをされそうになってもクライアントの許可がない限りは入れてはいけません。

 

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