警備員は現場へ配属された時、研修を現場の警備員が担当します。大抵は同じポストに入る警備員が指導する事になるのですが、これは指導する警備員によって大きく左右されます。
ロクでもない先輩警備員
新人の警備員さんは現場へ来た時まだ知らない事だらけです。
1日でも早く仕事を覚える為に、実際のポストを先輩警備員と一緒に入って覚えるのです。
仕事の流れを先輩警備員から教えられ、数日から半月位の研修勤務をします。
期間は現場の業務量によって違いはあります。
この現場での研修ですが、指導する警備員によって新人警備員さんの今後が決まると言っても過言ではありません。
施設警備員として初めての現場で先輩警備員から教えられる事は全てなはずです。
そんな先輩警備員がいい加減な指導をしてしまうと、新人警備員さんはいい加減な警備員に育ってしまうのです。
業務に関する事で正しい指導をしているかどうかは、どこの警備会社でも同じだと思うのですが、その先輩警備員に任せっきりなのです。
指導を任せっきりでは危険
どんな指導をしているのか、警備会社はもちろんの事、現場の警備員皆知りません。
隊長である私も、新人さんが来た時に先輩警備員に任せっきりなので、どんな指導の仕方をしているか把握していません。
今まで経験してきた警備会社は皆このやり方だったので、私もそれに習ってきてしまっています。
ですが、あまりにもいい加減な事は教えて欲しくは無いので、前の現場では資格持ちで更に指導に関して信頼できる隊員さんにしか新人研修は任せませんでした。
おかげで、そこの現場では研修を受けた新人警備員さんは、まじめに業務が出来る隊員さんに育ちました。
以前はいい加減な高齢警備員に研修を任せた事もあり、いい加減な指導に後悔した事もあったのであれでよかったと思います。
今の現場では、人数やポストの関係で私の一存で新人研修の指導者を任命できないので、思った指導が出来なくて業務指導がややいい加減になっている気がします。
何を指導するか決めておく
そこの現場で指導しておきたい事があります。
それはそこの現場にいる警備員でしか分かりません。
更に上手く指導できるかどうかも考慮する必要があります。
以前の現場では、高齢警備員が私よりもそこの現場の経験があるにもかかわらず、人を指導する能力がありませんでした。
教えなければいけない事ができず、人にはやらせても自分はやらない様な事を教えたりと散々でした。
人に物を教える時に、「何を教えるのか」「どう説明するのか」「理解してもらえるには」など相手が覚えやすように色々工夫する必要があります。
そういった事を全く考えずに指導してしまうと、覚えて欲しい事を覚えずに、覚えなくてもいい様な事を吹き込まれたりしてしまいます。
現場の警備員は業務を1日も早く覚えて欲しいと思っているのに、余計な事を吹き込むのはただただ迷惑でしかないですね。