自分の勤務している現場で警備業務が全てAI化したら警備員は一人もいらなくなるのか考えてみる

自分が勤務している施設警備の現場の警備業務がすべてAI化したらどうなるか考えた事がありますか。施設警備の現場は建物ごとで管理が異なり、企業で作られた画一化されたAI機器などはあまり役に立たないと思います。そんな時、自分の現場でもしAI化されたらどんな場面で役に立ち、AIでは不可能なのかと考えてみました。

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警備業務はいつかAI化する

警備員は人手不足です

かなり前から人が足りない業界の一つです。

 

近年では看護師やトラック運転手、介護業界など多くの業界で人が足りないというニュースを耳にします。

実際に警備員として仕事をしていても、現場では人が足りないという話を他の隊長さんからも聞いており、中途採用で入社する新人さんの配属先の取り合いになるなんて事もあったりします。

 

そんな人手不足な警備業界ですが、たまにニュースでAI化したロボットに警備業務を管理させる、なんて話題が上がります。

ロボットやドローン、画面に映し出されたヴァーチャル警備員など様々なAIを駆使し人手不足を解消しようという勢いを感じます。

 

しかし、警備業界の中でも施設警備の多くの現場をAI化させるのにはまだ時間が掛かると思っています。

というのも、施設警備員が勤務している建物は、建物の数だけ構造が異なっており、それぞれの建物に対応したロボットを配置させる、という事が難しいからです。

自分の施設で対応できるか想像する

自分の勤務してきた施設を比べてみても、自動ドアの種類が異なれば、各部屋の扉のドアノブの構造も違い、建物の階段も外階段や段差の幅、また極端に狭い階段など、挙げたらキリがありません。

警備員の代わりにロボットが登場しても、その現場では巡回させるには難しい‥なんて所もあるかもしれません。

 

ちなみに大型商業施設の現場では、お客様の対応に関する業務が多く、イレギュラーな対応など幅の広い立ち振る舞いが求められるので、今の技術では対応しきれないでしょう。

そして、不審者対応や暴漢などの業務では、相手のイレギュラーな行動に対応しきれないと思います。

 

自分の勤務してきた現場が変わるだけで、やり方や対応が異なるので、この臨機応変さに対処できまた順応するのは人間以外では出来なさそうですね。

最近では、道路工事の現場では、人が旗を振って車を誘導するのではなく、電光掲示板で矢印や警備員らしき人間が、人の代わりをする様になっています。

 

あの程度の機械なら、どこの道路でも利用出来そうですが、施設警備に関しては、対応のバリエーションが多すぎて現時点ではロボットにとって代わる事は無いと思います。

人造人間でも出来ない限り無理?

しかし、近年チャットgptなど進歩の進み具合が目まぐるしい事もあり、ハード面よりもソフト面で技術がどんどん進化しています。

このまま進化し続ければ、10年以内に多くの出来事でも対応する事の出来る人工AIが誕生し、出入管理や簡単な巡回などが出来るロボットが、多くの施設警備の現場で活躍するかもしれません。

 

ロボットを導入するという事は、警備員を大勢配置する必要が無くなり、今よりも高齢者に頼らなくても済むようになるかもしれません。

高齢者は今までの会社を退職し、第二の人生の稼ぎとして警備業を選ぶ人が多かったのが、警備の求人自体が無くなり仕事に在り付けなくなるかもしれません

 

10人いた施設の現場も「2人で十分足りる」なんて未来もあるかもしれません。

その2人というのも、ロボットが出入管理や巡回をしている中で、メンテナンスやアクシデントなどで、人の助けが必要になった時の要員としての2人です。

 

もちろんロボットの管理になるので、ある程度の機械の操作が出来る人でなければなりません。

そうなると、パソコン操作はもちろんの事スマホの操作も満足に出来ない様な人は仕事が無くなるかもしれませんね。

 

ロボットの管理の為の警備員、という事になるのでもし本格的にロボットが台頭してきたら、いよいよ警備員の仕事もロボットやパソコンなどの、専門的な知識を持った人以外はお払い箱になるかもしれません。

 

まあ、そうなれば業界内には高齢者を始め「ポンコツ警備員」という人もいなくなり、警備員という仕事の地位もある程度上がる?かもしれません。

もしそんな日が来た時、私自身も警備員として残っているかどうか怪しいですね・・。

 

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