施設警備員の平均時給は約1,050円~1,400円位だと言われています。もちろんこの金額よりも低い所や高い所もあるでしょうが、多くの警備会社がこの金額内に収まっている様です。そんな警備員の時給ですが、当直勤務のある仕事をする時、これらの平均金額を考慮したうえで、22,000円以上無い求人は決して働く側の人にとって優遇されているとはいえず、ブラック企業と呼ばれても仕方が無いのかもしれません。
当直勤務で22,000円以上無ければ止めておけ
施設警備員として勤務する時、現場にもよりますが当直勤務があったりします。
これは24時間職場に拘束されて翌朝に帰るのですが、勤務時間が長いだけあってその分、給料も多くなります。
まあ、その分翌日はお休みになるので、結局2日分の給料を1日でもらう事になるので、必ずしも月収が多くなるわけではありません。
順調に出勤するとして、1か月に10日から15日(回)の当直勤務をする事になりますね。
そんな当直勤務の1日当たりの給料ですが、22,000円以上貰えない警備会社の求人は、働く人にとって優遇されているわけでは無いと思った方が良いでしょう。
当直勤務で20,000円以下の求人はむしろ「ブラック企業認定」されてもおかしくないと思って良いでしょう。
当務は時給1,250円以上必須な理由
警備員の平均時給は1,050円から1,400円位が大多数のようです。
この平均から上下に外れている警備会社ももちろんあるでしょうが、あくまで平均値としてのお話です。
この平均時給を鑑みた時、当直勤務として貰える給料が平均時給として1,250円以上無いと22,000円を超える事はありません。
当直勤務は夜間の時間帯の勤務もあるので、夜中の時間帯は深夜手当として時給から約25%上乗せした金額を貰える事になっています。
全国平均で見た時に1,100円から1,200円位もらえたとして、深夜手当を上乗せした1,250円は貰える計算になります。
当直勤務の平均好実働時間は16時間から18時間なので、もらえ売金額と時間を計算すると、だいたい22,000円位が平均値となるのです。
この時、求人に出ている当直勤務の給料はいくらを提示しているでしょうか。
もし、当直勤務で22,000円以下の求人があれば、この平均値を下回る事になります。
地域の最低賃金が異なるので、どの地域でもこの数値が当てはまる訳にはいきませんが、平均としてはこの位は貰えるという事です。
ちなみに私の住んでいる地域は最低時給は全国平均以上ありますが、警備会社の求人の当直勤務の給料は、22,000円以下の物件も普通にあります。
如何に現場で働く警備員にギリギリな金額でしか給料を払っていないかが分かりますね。
個人的にはこれらの警備会社は「ブラック企業認定」としています。
現場の警備員に還元せず、その会社で働いてもこき使われるだけで従業員の事を大切に思っていないと思っています。(あくまで個人の感想です)
高給だがラクな仕事は言っていない
だからといって、22,000円以上で提示している警備会社の当直勤務が、盲目的に良いかといえばそうでもありません。
確かに高い給料を出す、という警備会社は魅力的ですが、金額が高いという事は
・人が集まらない為に金額を高くして呼び込んでいる
・人が集まらないという事は何かしら問題がある
という事です。
「罠」という訳ではありませんが、その物件には何かしらの問題があり、人が集まらない為にだんだんと給料が上がっていった、という見方も出来るのです。
施設警備の現場はものすごく忙しくてキツイ所もあります。
そんな現場では、人が長く続かず入社しても1か月と持たない場合もあり、常に人の入れ替わりの激しい所も普通にあるのです。
また、その現場にとても厳しい先輩警備員がおり、間違った事は指導していなかったとしても、たかが警備員の仕事として新人が指導を受けるには「厳しすぎる」という例もあります。
どんな理由があるにせよ、何かしら問題がある為に金額が高くなって応募者の目を引く様になっていたりします。
地域全体として給料が高くなっている場合は問題ありませんが、1件だけ突出して高い場合は「何かしらある・・」と思って良いかもしれませんね。
警備員の当直勤務の仕事を探す時、1日当たりの最低の金額と周りの募集よりも高すぎる求人は注意が必要です。