施設警備員として巡回をする時、主に店内巡回のある施設警備の話ですが、自分の歩いている姿勢を客観的に見た事がありますか。警備員が店内を歩くとき、意外と目立っている事に気づいていない人、多くありませんか。
警備員は周りをお客様は警備員を見ている
商業施設で勤務していた頃、店内巡回に出ている時に良く感じた事です。
「すれ違うお客様と大抵目が合う」
これは単にうぬぼれという事ではなく、警備員といういわばコスプレをしてるかのような周りとは明らかに違う格好をしている事で、向こうが物珍しさで見てくるのです。
警備員が普段店内巡回をする時は、周りに気を使い異常が無いか見回っています。
その対象は物であったり、または不審者がいないか、という形で人が対象な事もあります。
施設内のあらゆるものに目を配って巡回していますが、お客様はその巡回をしている警備員を見ているのです。
見る理由は珍しさから見ているだけですが、その時に警備員がだらしのない格好で歩いていたり、周りに気を遣わずにボーっと歩いていたら、お客様に与える印象は良くありません。
警備員自信、まさか自分が見られているなんて思いもしないかもしれませんが、経験上、向こうはこちらをよく観察していると思います。
目立つからこそ目立たない様に
警備員が意外と見られている事を考えると、巡回中は下手な行動は出来ません。
ボケーっと歩いていたり、歩き疲れたからといってだらしのない歩き方で歩いていたら、お客様の中には警備員の仕事に対する態度をクレームとして施設側に入ってしまいます。
店内巡回をしている警備員もまさか実は自分が見られているなんて思いもしないでしょうから、結構気にせずに歩いている事が多いです。
警備員の中には、巡回という仕事中にもかかわらず、テナントの従業員とおしゃべりしている人も・・
まあ、自分も店内巡回中は従業員の人とお話しする事もありましたが、余程向こうから話しかけてこない限りこちらから話しかける事はしませんでしたが。
店内巡回をしている時に、お客様から見られている事を考えると、見られても困らない様な行動をとるかもしくは「目立たない様に歩く」しかありません。
警備員という目立つ格好をして、お客様の前を歩く以上目立たない様にして歩く、というのはなかなか難しい事かもしれません。
しかし、だらしのない歩き方や、まじめに仕事をしていない様に見える行動はするべきではありませんよね。
悪い例は周りにたくさんいる
同じ施設警備員仲間に、この目立つような行動をしている隊員さんは何名かいました。
やはり、人から見られている・・という仕組みに気づいていないわけで、実際にクレームが入った警備員さんもいました。
朝礼の時にそのクレームの事が話題になり、店内巡回中は警備員としてマイナスになる様な行動はするな、と話題にもなりました。
おかげで、その隊では店内巡回中でも規律のある、隙の無い巡回を皆していた記憶があります。
皆といっても全員ではなく、どうしてもみんな同じ水準までは持っていく事は出来ませんでしたが。
警備員として、「魅せる警備」が表現出来る人は巡回一つをとっても参考になると思います。
そしてその逆の反面教師となる警備員さんがいるのも事実です。
警備員の仕事をするうえで、誰もがそのどちらにもなる事は可能です。
警備員という仕事であっても、人に良い印象を与えられるような仕事をしたいですね。