施設警備員の方なら誰しも見た事のある光景、そう夜中の厨房内のゴキブリの集会です。自分のお店でまさかそんな景色は有るはずもないと思っている飲食店の方々。しかし警備員は知っています。夜中の厨房は彼らの集会場と化します。まあ、全ての厨房がそうではありませんが・・。
ゴキブリは夜行性の昆虫です
施設内にある飲食店は大抵営業時間は昼から夜の時間だと思います。
夜の時間もせいぜい23時過ぎには終了し閉店するのではないでしょうか。
それ以降の時間は誰も居ない、真っ暗な空間になります。
誰も居ない真っ暗な時間、そうそこからは彼らの時間となるのです。
ゴキブリは基本的に夜行性の昆虫です。
人の気配の無い真っ暗な厨房はゴキブリにとっては天国の様な場所なのではないでしょうか。
食べる物(掃除でキレイにしきれなかった残飯など)や暖かい電気設備のある場所など、生存するには持って来いの条件がそろっています。
そんな空間に警備員が細密巡回として入っていくのです。
全ての食品店の厨房がそうではありませんが、掃除の行き届いていない厨房は大抵彼らの集会場と化しています。
春を過ぎると活性化し大繁殖
いくら厨房の環境が良いからと言っても、真冬の時期には余り彼らを見かけません。
いや、ただ単に暖かい設備の裏側に身を隠しているだけかもしれませんが・・
ゴキブリは越冬しますので、冬の間に見かけないからと言って全滅したわけでは無いので注意が必要です。
そんな寒い時期を過ぎて、一定の気温になるとまたゾロゾロと厨房を這いずり回る様になります。
丁度今位の時期、梅雨から夏にかけて隠れていた状態から活動期に移行します。
最近も相勤者から、夜中に厨房を巡回した時「今年もいよいよ発生しました」
という報告を受けました。
梅雨の時期とはいえ、最近は比較的気温の高い日も多く、今年は早そうだなという予感はしていました。
この時期から発生しだすと夏真っ盛りな頃にはどうなるやら・・
追加の報告にご期待ください。
定期的な防虫業者の施工が必要です
そういえば去年の夏頃に外注業者に入ってもらい、食堂の殺虫施工をしていただいたはずです。
着工と施工で2度入っていたので、しっかりとした工程で施行したにもかかわらず、1年後には元通り・・。
恐らく建物が古いので、排水から下水にかけての管が建物の下の奥の方で繋がっていて容易に繁殖しやすいか、建物の構造が複雑すぎて薬剤が奥まで浸透しなかったのでしょう。
普通はあれだけ徹底してやれば、数年は施工当時の数に戻らないはずですが、隊員さんから聞いた話では施工前と同じ感じです。
やはり定期的な契約をして、毎月業者にメンテナンスをしてもらい、半年ごとに殺虫施工をしてもらわないと根絶できないでしょう。
もっともこの食堂を管理している業者の清掃管理が悪いのも原因の一つだと思いますが・・。