施設警備員等聞くと建物内だけの仕事という印象がありますが、実は車に乗って巡回をしたり、他の建物へ車で移動したりする事もあります。これは現場によって全く異なりますが、施設警備員でも運転免許証が必要な現場もあるのです。地方の警備員なら免許を持っている人も多いでしょうが、都心部の警備員さんだと電車移動に慣れていて、免許事態を持っていない人もいたりしました。
施設警備員でも業務で車に乗る
施設警備員は建物内の仕事だから、車に乗るというのはどちらかという交通誘導警備員さんの方が機会が多い。
警備員になる前までは、そんなイメージを施設警備員に持っていました。
しかし、いざ施設警備員になってみると、意外と業務で車に乗る機会は多かったです。
これは勤務先の施設にもよりますが、外周の巡回を車で行う所や、勤務先の建物がいくつかあり、車で移動しないと交代の場所へ行けない、なんて所もあるのです。
交通誘導警備員さんは、現場へ上番するのに車で行く事もあるでしょう。
よく、工事現場の近くに警備員さんが乗ってきたと思われる車が停められているのを見た事があります。
しかし、あれは通勤で乗って来ているものであって、業務中に乗る事はまずないと思います。
しかし、施設警備員は業務として車に乗る事もあるのです。
この時、免許証を持っていない人はその現場で働く事は出来ません。
免許証を持っていない警備員もいる
今まで勤務してきた現場で、業務として車に乗る必要のある勤務先もありました。
そんな現場にも拘らず、自動車免許証を持っていない人が稀に配属されてくる事もありました。
営業所もその現場では、業務で車に乗るという事を知っているはずなのに、免許証を取得していない人を送っても誰も得しません。
現場側は車に乗らなくて済む限られた仕事しか与えられませんし、送られた本人も仕事が限られて思ったほど稼ぐ事が出来ません。
以前、車の免許証を取得していない警備員さんに聞いた事があるのですが、彼は都心部の営業所から異動してきた方でした。
あちらでは、電車などの公共交通機関が発達しているので、車に乗るよりも移動が便利なのだそうです。
また車を手に入れても維持費にお金がかかるので、乗る人も少ないとか。
都会では、誰もが高そうな車に乗っているイメージですが、どうやら警備員の仕事をしている様な層の人は、車を持っている人も少ないようです。
その反面、地方で警備員の仕事をしている私の周りでは、殆どの人が自動車免許証を取得しており、中古の軽自動車に乗って現場まで通勤している人が大半です。
同じ施設警備員でも地域によって働き方や生活が違うものなのだ、という事を知らされた一面でした。
移動手段としては便利な自動車
運転免許証があれば車で行う業務のある現場に配属になっても困らない、という事は間違いありませんが、それ以上に良い事もあります。
それは、非常時に行動がとりやすいという事です。
運転免許証を取得していないと、いざ夜中に問題が発生し急いで現場へ異動しなければならない時など直ぐに向かう事が出来ません。
夜中では電車も止まっている事もあるでしょうし、タクシーを呼ぶにも待つ事になります。
しかし、車があればそのまますぐ出られますし、目的地の目の前まで行く事も可能です。
過去にも、業務中に問題が発生し仮眠から飛び起きても、直ぐに車に乗り込んで現場へ行く事が出来ました。
この時、もし免許証のない人の場合は、自転車か歩きで離れた現場まで行く事となり、車で行くより到着が遅れたと思います。
まあ、自転車行くのと車で行く時間差で、事態が大きく変わる様な事のない事案だったので良かったですが、やはりこの差は大きいと思います。
素早く行動できるという点において、車で移動するのは便利だと思います。
警備員という仕事で、車に乗って現場へ駆けつけるというのは、建物に常駐する施設警備の業務としては滅多に無い事かもしれませんが、どんな事にも応用が効くので、警備員として運転免許証を取得しているのは悪くないと思いますね。