先日、相勤者であったここの現場で一番新人の隊員さんにやった事の無い業務をしてもらいました。以前からやり方は説明してあったのですが、実際に本人がやるのは初めてです。施設の入り口のバリカを閉鎖するその仕事は、実際にやってみて初めて気づく問題点も知る事が出来た様です。
一人でやらせるのを見守る
今回新人さんにやってもらった業務はバリカを閉める作業でした。
車両の出入り口を閉める作業なのですが、以前に先輩隊員に連れて行ってもらい横で見ていました。
目の前でやっているので、一連の流れは見ています。
先週位にその作業に連れて行ってもらっているので、とりあえずは覚えていると思います。
今日は実際に一人でバリカを閉めに行ってもらいます。
事前に話もしていたので、時間になるまでは前回の復讐をしていたようです。
さて時間になったので、鍵を持って出発しました。
先輩警備員は防犯カメラで一部始終を見ています。
まあ、それほど難しい作業でもないので作業は滞りなく進んでいきます。
新人の隊員が一人でやる作業なので、完璧には出来ていません。
警備室に戻ってきたら、不備であったところを説明して次に繋げます。
やった事の問題点を指摘して次に生かす
新人の隊員さんはバリカを閉めることは出来ても、それ以外の細かい手順までは理解できていません。
・素早く閉めないと車両が入ってくる
・閉める時間が早いとクレームになる
現場ごとでバリカを閉める決まりがあると思いますが、ここの現場ではこんな感じです。
時間を守ったとしてもゆっくり閉めていたら、車両が入ってきてバリカを開けなければならないかもしれません。
こういった細かい点は新人さんだとまだ頭に入っていないので、警備室に戻って来た時に先輩警備員が説明していました。
一度に全部教えてしまうと、頭がこんがらがってただ閉めるだけの作業すらまともに出来なくなってしまうかもしれないので、少しづつ丁寧に教えていきます。
そうすれば新人さんでも確実に一つ一つの作業を覚えていけますからね。
一つ一つ出来る事を増やしていく
一つ一つの作業を確実に覚えていけば、次に新しい業務を教えていく事が出来ます。
現場によっては広く浅くたくさんの業務を教えていく方が良い現場もあるかもしれません。
しかしこの現場では、じっくり教えて行っても支障が無いのでこのスタイルでやっています。
この方が確実に覚えていけ、また新人さんも安心して業務に打ち込めるので覚える環境としては良いのではないでしょうか。
まあ、中にはこのスタイルでも覚えの悪い人は普通の人のペースの倍以上かかる場合もありますが、そういう人はよその詰め込み型の指導では頭がパンクして脱落していってしまうのでしょう。
実際、よその現場の詰め込み型の勤務で音を上げた隊員がウチにきています。
この様に人によって向き不向きがあるので、それに見合った現場に就けるのが一番良いですね。