大晦日の日に警備員として仕事をしている人もいればお休みの人もいます。過去の例を見ると、高齢警備員さんで家族のある人は、大抵お休みだった気がします。また、大晦日と元旦などの休みを希望する人が多い日などは、会社側がこれらの日だけ給料アップしている所もあるかもしれません。そんな大晦日ですが、大型商業施設勤務の当時、特に給料も高くなっていませんでしたが、この日は働いていても苦にならなかった気がします。
大型商業施設の大晦日は短縮営業
大型商業施設の勤務をしていた当時は、毎年大晦日に当直勤務で仕事に入っていました。
というのも、大晦日に当務で仕事に入れば、翌日は帰る事が出来るからです。
といっても、元旦は初売りセールがある為に、警備員は所属している隊員さんがほぼ全員駆り出されるので、当務明けですが、昼か夕方までは残業となります。
それでも、元旦にメインのポストに入って仕事をするよりも、残業で補充要員として仕事をした方がラクです。
そして、大晦日に仕事に入るもう一つのメリットは、施設そのものの営業時間が短縮営業という点です。
通常は、22時や23時までの営業なのですが、大晦日の日だけは21時前には閉店します。
当時で21時頃の閉店だったと思いますが、最近はもっと早く閉店しているようですがね。
理由はコロナや働き方改革など様々だと思います。
コンビニでさえ、24時間営業をしなくなっている店舗もあると聞きますし、まあ今では高齢化も進み、余り遅くまで買い物をする人も少なくなってきているのかもしれませんね。
この日の仕事はワクワクする
そんな大晦日の勤務ですが、毎回夜の時間になるとワクワクしていた気がします。
営業時間が早いので、施設警備業務も若干通常とは違う動きをしていました。
その為、いつもは時間カツカツで行動していたのが、時間に多少ゆとりがあった様な気がします。
その分、時間的余裕が生まれて同僚の隊員さんと談笑しながら仕事をしていました。
また、店内も元旦の明日に備えて各テナントはいつもとは違う雰囲気になっており、それこそ学園祭の前日の夜と同じ様な空気感の為にワクワクしていたのかもしれませんね。
この日だけは、警備員もテナントの従業員も変に浮かれている様に見えたかもしれません。
更に、施設の外周も夜間にも拘らず、初詣に行く人が施設の駐車場などを横切るので、この日だけは夜間の外周巡回が多少緩くなっていました。
施設を横切って初詣に行く地元の人が多いので、地域密着型の商業施設としてはこれを止めさせるわけにはいかないのです。
クライアントからもこの日だけは、いつもとは違う外周巡回をする様にとお達しがありました。
大晦日の日の施設内の雰囲気の差が大きい
施設警備員は、配属先の現場によって大晦日の日の施設内の雰囲気が大きく違いました。
大型商業施設では、そこまで忙しくはないものの、いつもとは違う人の動きになり「ヒマ」とまでは言いませんが、多少ゆったりと出来ました。
しかし、それ以外の現場では大晦日も元旦も人の動きが全くなくなるので、恐ろしくヒマになる所もあります。
不特定多数の来訪者の無い施設では、平日はそれなりな対応はあるが、土日ともなるとヒマになり、また大型の連休などの期間も同様にヒマになります。
いつも通りと変わらない現場や、この日だけは業務自体も通常とは異なる、という現場があります。
どちらも経験してきましたが、それぞれの現場で良い所や悪い所があるかと思います。
イレギュラーな仕事になるのが良いか悪いかは、人によって好き嫌いが分かれますし、特にあの大晦日の厳かだけどワクワクする、という独特な雰囲気は一度経験してみる事をおススメしますね。
今年も、弊社も配属先の現場も何事も無く終えられそうで良かったと思います。