警備員は色々な人がいるのは分かっています。分かってはいますが、ビックリするようなケアレスミスを何度もする警備員は皆から冷ややかな目で見られるようになります。先日も「なぜ、その業務を忘れるの!?」というようなミスをしていました。先日まで人に聞く事も無く出来ていた事なのに・・。
勘違いして行き詰まり助けを求める
先日、巡回している彼から警備室に連絡が入りました。
巡回途中にある部屋の暗証番号が適合せずに入る事が出来ません、と。
場所と暗証番号を聞いて「え、なぜその番号?」となりました。
彼の言っている番号は別の建物の部屋番号なのです。
確かに彼はAの部屋と言ったのですが、番号は明らかにBの部屋の暗証番号です。
「えと、〇〇さん何か勘違いしていませんか。その番号はBの部屋ですが」
「え、勘違いですか・・」
と何を言われたか自分でもわかっていない様子です。
暫くAとBの違いを新人隊員のように分かり易く説明していると、何やらごそごそ音がします。
どうやらメモ帳を取り出して確認していたようです。
(ええ、メモ持っていて確認出来るはずなのに連絡してきたの!)
と、その時は本人には言いませんでしたがそう思いました。
「ああ、すみません自分の勘違いでした」
やっと自分が何をどう間違えたのか理解できたようでやり取りを終えました。
彼は先日も自分でこの業務をこなしています。もう何十回も一人でやっている業務です。
それにもかかわらず、暗証番号を度忘れしたようです。
まあ、こういった勘違いな行動は誰にでもあるので「稀に」なら仕方がありません。
しかし彼はこういった勘違いな行動が他の人よりも目立つので「またか・・」といった具合になるのです。
教えたはずが「教えられていません」
以前、彼と同じ勤務に入った隊員さんが教えてくれました。
ある仕事が出来ていなかったことを指摘したら「教えられていません」と言われたらしいのですが、その隊員さん曰く「間違いなく教えた」と・・。
こういったやり取りを数回聞きました。
その時に私は報告を受けただけでその場に居なかったので、どちらの言っている事が正しいのか判断できませんでしたが、他の隊員さんからも同じような話を聞き
もしかしたら、教えられたのに忘れているのかも・・
と思いました。メモにとってある分は記録に残りますが、メモに取り切れていなかったり、メモを取り忘れたりした分がこういったトラブルになっているのかもしれません。
こういった人はメモに書いて無い事は教えられていない、となるのです。
いくら先輩警備員が教えたとしても、頭に入れずにメモに入った分だけが「教えられた」事になるのです。
これって要するに指導されている事は全てメモに取り、頭の記憶には入っていない・・という事ですかね。
例えると、パソコンのハードディスクには教えた事が入っていなくて、外付けのハードディスク入っていると・・。
記憶を呼び出そうにも、本体には入っていないので何も行動が取れない。
これ、書いていて「まさにこれだ!」と思いました。
これではせっかく教えても全部、外部記憶媒体に行くだけで何の指導にもなっていません。
本来は、外部の記憶を本体に入れなおす作業が必要なのですが、メモを取って終了・・というパターンになっているかもしれません。
まあ、彼の場合はメモに書いて終了で無くある程度頭にも入っている様なので大丈夫だと思いますが・・。
こういった警備員はキケン
過去には彼以上にヤバかった隊員もいます。
今回の彼はメモに取って終了・・なんて事は殆どありませんでしたが、以前いたその隊員は教えられた事の半分くらいはメモに取って終了であったと思います。
教えられた事もメモに取ったり取らなかったり、当然メモに取らなかった事は頭に入っていませんし、メモに取っても次回に何も活かされていなかったりと散々でした。
勿論現場の隊員さんたちの受けも悪く、同じ勤務に入りたくない・・という隊員さんの苦情が多かったです。
今回の彼もそうですが、せっかく先輩警備員が指導したのにメモも取らず、メモを取っても自分のモノに出来ていないと教えた側も報われません。
ましてや
「教えられていません・・」
何て言われた日には・・。
こういう人物は教える側に悪影響しかないので、注意が必要ですね。
出来れば早めに見切りをつけて、営業所に相談するべきなのですが・・。