10年以上警備員の仕事をしてきましたが、今まで一度も「外国人の警備員」を見た事が、また一緒に仕事をした事がありません。警備業法にも外国人や留学生が警備員の仕事に就く事を禁止していないので居ても良さそうなのですが。今やコンビニのレジではよく見かけますが、いつの日か外国人の警備員も見かける事があるのでしょうか。
法整備される可能性
今現在の警備業法では、外国人が警備員になってはいけない、という事は書いてありません。
なので、交通誘導や施設警備など、警備業界の大半を占めるこの業務に外国人の方がいてもおかしくありません。
しかし、私の周りだけなのか1度も外国人の警備員さんを見かけた事がありません。
施設警備の仕事としては、ショッピングセンターや病院、学校や商業ビルなど外国人の方が利用する機会も増えています。
地域によっては外国人の方が多く住んでいる所もあるでしょう。
もしかしたらすでにそういった地域で外国人の警備員さんがいるのかもしれませんね。
少なくとも私の田舎の地域ではそういった方はまだ見かけません。
今の警備業法は多少の法改正はあるものの、全体的に今の時代に合っていない面もあると思うので、今後外国人の方がもっと増えてくると日本語のできない警備員よりも、外国語が普通に話せる日本人以外の警備員さんを増やすための法改正があるのかもしれませんね。
周りに外国人警備員は居ない
私の田舎では外国人の警備員さんはまだ見かけません。
もしかしたら、交通誘導の分野ですでに雇われているのかもしれませんが、施設警備として関係施設で働く外国人の警備員さんは見当たりません。
病院や商業施設など利用客として外国人の方がいるはずなので、警備員としても必要とされるとは思うのですが、私が当時いた商業施設では外国人の警備員さんを・・と言う雰囲気はありませんでした。
まあ、今ではスマートフォンの翻訳機能で外国語が話せなくてもなんとなく会話は出来るので、簡単な会話ならスマホで問題ないのかもしれません。
しかし、緊急時など行動や判断を急ぐような時にスマホを触っていては間に合わないかもしれません。
そうなるとやはり外国人の警備員さんを導入する声も出てくるかもしれませんね。
外国人の警備員に仕事を取られる未来
外国人の警備員さんを導入するのが主流になると、我々日本人の警備の仕事が減る事になるのでしょうか。
今現在20名の警備隊の現場があるとして、外国人の警備員さんを3割入れるとしたら、今までその3割にに入っていて仕事をしていた日本人の警備員さんは必要なくなってしまいます。
警備業界は社会的にも下の方の業界です。
低所得者を多く抱える業界で、日本人以外の警備員が参入してきたらその分誰かの仕事がなくなる事になります。
ただでさえ低所得で、社会的に下の業界で働いているのに、そこで働けなくなったらこれ以上稼ぐ場所が無くなってしまいます。
社会的には外国人にも貢献できる業界としてスポットが当たりますが、その陰には仕事を追いやられた10万人以上の無職の人が増える事になるのです。
この先、警備業界で外国人の必要性の声が上がるとは思えませんが、万が一そうなったらクビにならない様にしたいものですね。