自分の配属先の施設で、巡回時に消火栓の扉まで開けて中を確認している警備員っているのかな・・という疑問があり先日の夜中の巡回時に改めて全ての消火栓ではないですが各フロア毎に扉まで開けて巡回してみました。自分の現場の建物内のどこに消火栓があり、物件総数でいくつあるか把握していますか?
巡回時に消火栓を確認するという教育
この現場では巡回時に消火栓の扉を開けて見ている隊員はいないだろう
という疑問がわきました。
まあ、自分自身巡回時にルート上にある消火栓一つ一つの扉を開けて確認は正直していません。
以前いた警備会社の現任教育時に
「自分の物件の消火栓が何号か把握しており、巡回時に扉まで開けている人はいないと思うが、たまには開けて確認するように・・」
というような事を言われました。
それまでは巡回時に消火栓のランプや設備に異常が無いかを見る程度でしたが、その話を聞いた後の勤務時に全てでは無いですが、消火栓の扉を開けてマジマジと観察した覚えがあります。
こういった事は現場では指導された事が無かったので、とても新鮮だった記憶がありますね。
現任教育では日々忙しくてじっくり指導されない様な事を学べる良い機会でしたので、営業所まで行くのは憂鬱でしたが警備員としての勉強になったのは間違いないです。
その日から消火栓という毎日巡回時にはただ通り過ぎるだけの設備にも関心が行くようになりました。
自分の物件で消火栓の数と場所を把握する
自分の現場に置いてある消火栓の数を把握している警備員さんはいますか。
私は自分の現場の施設内にある消火栓の数は正直把握していません。
隊長でさえ把握していないのに他の隊員が知っている事はまずないでしょう。
毎回巡回しているルートで概算だけでも100個近くはあるのは間違いないですが正確な数までは分かりません。
毎回巡回しているので、あの辺りにあったな・・位の位置までは分かっていますが詳細に覚えてはいません。
実際、火災などが発生した場合大まかな場所だけでも良いので覚えておくのは警備員として必要かもしれませんね。
そういえばウチの資格持ちの隊員と最近消火栓の話をした事があるのですが、ここの現場に設置してある消火栓が何号か聞いた事があるのですが答える事が出来ませんでした。
要するに消火栓の扉を開けた事が無いから答えられなかったのです。
消火栓は1号と2号がありそれぞれ仕組みが違います。
細かい事はまた別の機会にでもお話ししますが、1号か2号どちらか片方でも仕組みを知っていれば自分の目の前にある消火栓がどちらか分かるハズです。
しかしその隊員は資格を持っており、仕組みの違いが判っているにもかかわらず答えられなかったという事は、今までこの現場で何年も消火栓の目の前を巡回時に通り過ぎているにもかかわらず開けた事が無いからです。
警備員が消火栓を使えるよう指導する
巡回時に消火器の点検をする、という指導は今の警備会社の現任教育でも聞いた事があります。
巡回時に消火器を点検するポイントなどもあり、たまに報告してくれる隊員さんもいます。
しかし消火器でさえまともに確認する事も出来ない古株の隊員がいるのも事実です。
私よりも5年以上前からこの現場で警備員として勤務してきた年配の警備員でさえまともに消火器すらチェック出来ないのに消火栓なんて高度過ぎてチンプンカンプンでしょう。
1号2号の違いがある事すら知らないと思います。
私も警備員になって現任教育や資格とるために学ばなければ、消火栓の違いなど知りもしませんでしたから。
そういう意味では現任教育での指導を待つよりも現場レベルで消火栓について指導しても良いのかな・・と思います。
私は実際の火災で使用した事は幸いまだないですが、いつか来るかもしれない本番に備えて最低限のレベルでも良いので、隊員全体に軽く指導しても良いかもしれません。
消火器なら誰でもすぐに扱えるでしょうが、消火栓となると使用するのに事前の知識があるか無いかでその時の動きも違います。
一刻を争う様な時の使用になるので、そこで如何に警備員がスムーズな行動できるかが火災を食い止める境目になります。
警備員さんのおかげで大事にならずに済んだ、と感謝されるよう学べるべき事は学んでおいて損は無いと思います。