巡回時に加湿器のチェックをしています。先日建物内の巡回をしていた時加湿器の電源が付いているのを発見しました。ランプには給水ランプが点灯しており、水が切れたために稼働はしていませんでしたが電源が入っていたので給水ランプが真っ暗な部屋の中で小さく光っていました。調べると過去に加湿器から出火して回収騒ぎになった例もあるので、水切れで稼働はしていなくてもちゃんと切らなければいけないものなのかもしれません。
事務所側の火気未処理としての加湿器
そもそもこの加湿器はクライアントの事務所内にある加湿器です。
私が巡回した時に普段は何も電源が付いていないはずの加湿器にランプが付いているのを発見しました。
項目としては明らかにクライアント側の火気未処理です。
この部屋にはパソコンやFAX、サーキュレーターや加湿器などたくさんの電源を使用する機器類があります。
巡回時にはこれの殆どが消えている事が通常の状態です。
なので警備員が巡回として部屋に入った時に、何か電源が付いているとすぐ気づく事が出来ます。
警備員の中にはこれに気づかないでそのまま行ってしまう身内ながら本当に情けない隊員も居ますが・・。
今回はその中でも加湿器がクライアント側の未処理としてカウントしました。
警備員として日々巡回をしている人なら分かると思いますが、日々自分の管理している施設で過去に一度も未処理で以上の無い物件は無いのではないでしょうか。
何かしらの未処理があってそれを警備員が対応する・・
まあ、その為に警備員がいるといっても良いわけで過去にも未来にも絶対に未処理で安全、防犯面もバッチリだったらそもそも警備員は必要ないですからね。
話は戻って
加湿器の電源を切りつつふと
これって火気点検の未処理というよりはパソコンやFAXなんかの電源切り忘れに近くないかな・・と。
加湿器は水を使用しているので一見安全に見える
加湿器は足元を温める電気ヒーターなどの様に直接火災に繋がる様なものではありません。
構造は単純で仕組みは様々ですが、要は室内に水分を循環させるものです。
電気ヒーターなどとは違い火災の発生もそれほど多くは無いでしょう。
しかし過去には加湿器による火災もあるようで、やはり電源が付きっぱなしでは万が一・・という事も捨てきれません。
そうなると警備員が日々巡回をする時、加湿器の未処理は電源の消し忘れではなく火気点検の未処理という事になります。
タンクに水がちゃんと入っている状態でも、原因不明の火災になった事例があるようなので
今回の様にタンクに水も無い状態で放置されていたのはある意味危険ですよね。
加湿器は水を使っているから大丈夫・・何てことは無いのでご注意を
警備員側には火気チェック項目として周知済み
ここの現場では火気点検の項目に加湿器も初めから含めています。
建物内の巡回をする時に、業務用から家庭用などたくさんの加湿器が各部屋にあるので隊員全員に確認するよう指導しています。
先ほども言いましたが、隊員の中にはちゃんと見ていないのかうっかりなのかこういった火気点検を見逃してしまう残念な警備員もいます。
それでもそういった隊員も毎回ではなく、たまにやらかす程度なので一応確認項目としてみなければならない・・というのは理解はしているはずです。
今の時期は空気が乾燥していてそのせいで部屋の中にはたくさんの加湿器があります、
巡回時に一つ一つ確認するのは大変ですが、その一つでも見逃して火災になっては我々の仕事の意味がありません。
面倒でも確実に見落としが無いかじっくり見回って欲しいものです。