施設警備員が閉館後の敷地内で滞在している人物に声を掛け退去要請をする時は緊張する一瞬

施設警備員が閉館後に敷地内に不法に滞在している人物に、声を掛け敷地外へ出てもらう様にする業務があります。閉館後は施設に関する敷地に用事は無いハズなので、速やかに敷地の外へ出てもらう様に警備員が声を掛ける業務ですが、時間帯と相手によっては非常に危険な業務なので、言葉遣いや距離など経験のない警備員だと、危険な状況になっている事すら気付かない場合もあるのです。

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敷地外へ退去する様に声を掛ける

施設警備員の勤務する施設で閉館業務のある所は、状況次第では施設から退去していただくよう声を掛ける必要がある事でしょう。

夕方5時に閉館したり、22時で閉店する施設などはその時間以降、施設内もしくは敷地内に滞在している人がいたら、声を掛けて建物や敷地の外へ出ていただく様にするのです。

 

もちろんこれは命令口調ではなく、閉館時間の説明をし施設の決まりだからと丁寧な態度で出ていただく様に促します。

これを偉そうな態度で対応すると高確率でトラブルに発展し、その場で暴力を振るわれるか、後日クライアントへクレームが入ります。

 

相手が施設に対し不法滞在行為を犯していても、必要のないトラブルを避ける為にも丁寧な対応を心掛ける必要があります

 

時間帯や相手に注意が必要

大型商業施設勤務の当時は、施設内に不退去者がいない前提で、最終的な退去要請をする時間は深夜の1時でした。

これは施設によって時間が異なるので、どこも同じではありません。

 

この時間に敷地内の外周巡回をし、不法に滞在している車両人物に対して声を掛けます。

深夜ともなると外は当然真っ暗ですし、夜中に数人も人が集まっている所へ警備員が一人で声を掛けに行くのは勇気がいります。

 

しかし無線機も持っていて、場所によっては警備室内の防犯カメラから監視もしているので、何とか対応に入る事が出来るのです。

よく声を掛けていた対象は、駐車場に止められている車のドライバーでした。

 

声を掛ければ直ぐに移動してくれていたので、それほど大きなトラブルに見舞われた事もありませんでしたね。

まあ、普通は警備員が声を掛けに来たらびっくりして出ていくでしょうから・・。

 

しかし、現場によっては治安の悪い地域もあるので、夜間に声を掛ける時は十分注意が必要ですね。

全ての施設で声掛けをするわけではない

また、施設の閉館時間以降、不法滞在者に声を掛ける事を積極的に行っていない所もあります。

夜間でも敷地内の出入りが可能な物件や、関係者しかいない様な敷地内では、敷地内に居ても問題の無い人がいる場合、声を掛けるわけにはいきません。

 

過去の現場でも、夜間でも人の往来のある所だったので、よほど怪しい人物でない限り声を掛ける事はしませんでした。

この怪しい人物、というのも経験が無いと分かり難いもので

 

「いつもとは違う車が長時間駐車している」

「見慣れない人物が敷地内をウロウロしている」

など普段とは異なった人や物を見た時に「あれ?」と気付いたりします。

 

この様に施設によって必ずしも積極的に声掛けをしない現場もあるので、配属先に規則を確認する必要がありますね。

そして一歩間違うと身の危険のある業務なので、実施する時は気を抜かない様にしましょう。

 

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