以前施設警備員として自転車で外周巡回の服務中、転倒した事があります。特殊な条件下であった事と、誰も見ていないからと犬の様にはしゃいでいた事もあり見事に転倒したのです。外周巡回中は装備品も結構あり、幸い何一つ壊れるような事はありませんでしたが、誰も見ていないからとふざけてはいけない、という教訓を得た出来事でした。
自転車で転んだ恥ずかしい理由
先日、仕事中に従業員が自転車に乗っているのを見かけた時に、ふと思い出しました。
そういえば最近業務として自転車に乗っていないな、と。
施設警備員とはいえ、自転車に乗って外周巡回時に自転車に乗る現場もあります。
今まで過去の現場では、自転車に乗って外周巡回をする業務があったのですが、今の現場では一切ありません。
だからと云って暑い中や寒い中に自転車に乗りたいとは思いませんので、今の現場で満足しています。
そんな自転車ですが、過去に私としては珍しい失敗があり、今でも覚えている程です。
それは、その地域では珍しく大雪が降った日の出来事でした。
運悪く丁度のその日に当直勤務に仕事に入り、朝方には止んだものの辺りは真っ白な状態です。
業務上早朝の外周巡回があり、自転車で見回りに出ている時でした。
自転車で屋上駐車場も見回るのですが、早朝でまだ開店前、しかも従業員ですら出勤していない屋上駐車場は、この辺りでは珍しく数センチ以上降った雪が積もっています。
辺りは誰も踏み入れていないキレイな雪の絨毯
これはもう自転車で走り回るしかありません。
それでも一応、防犯カメラに写っていない所ではしゃごうと思った私はその時はまだ冷静でした。
カメラの映っていない箇所はそれほどありません。
限られた場所の中で走り出しだんだん楽しくなってきます。
最後にはブレーキを掛けながら滑らせた瞬間その時はやってきました。
雪国での走行に慣れていない自転車操作のせいで、横に滑らせた状態のまま転倒したのです。
見事に装備品もろともぶちまけ転倒しました。
警備員が自転車で転倒すると大変
幸いケガも無ければ、装備品も何一つ壊れていませんでした。
警備員が外周巡回へ行く時、色々な装備品を携帯していきます。
これは現場によって携帯して行く装備品は変わりますが、あの時はたしか誘導棒や、メモ書き用のバインダーなど細々したものを持っていたと思います。
自転車の籠に入れて走っていたので、もちろん全て吹っ飛んでいきました。
ケガをするような転び方では無かったので良かったですが、もし骨折でもしていたら笑い話では済まないですね。
雪に埋もれた部品を探すのに苦労した覚えがある様な気もしますが、これも何一つ壊れなくて良かったです。
誘導棒は商品にも依るでしょうが、結構貧弱な作りになっていました。
商品によってはライト部分がペラッペラッなプラスティックで出来たものもありますが当時は硬質のプラスティックだった気がします。
それでもバリバリに割れていてガムテープで補修されている物を使っていました。
そんな壊れかけの誘導棒ですが、点灯時は雪のクッションのおかげか無事でした。
あの時は本当に防犯カメラの陰ではいしゃいで良かったと思います。
安全な路面をゆっくり走ろう
警備員は安全運転を心掛けなければいけません。
雪の積もった日に自転車ではしゃいで転倒した者が言っても、何の説得力も無いと思いますが体験者だからこそ言える事です。
交通ルールを守るのは当然の事ですが、走行中に安全を怠った走りをして万が一、人と接触でもしたら立派な車両事故になります。
相手が通報したら警察が介入する事にもなるのです。
警備員が交通ルールを違反して警察沙汰。
事によっては仕事を失うレベルの問題にもなりますよ。
特に公道を走行する時は、敷地外という事なので、クライアントはもちろん警備会社も助けてくれないかもしれません。
ちょっとはしゃいだせいで仕事を失いたくは無いですよね。
もし、はしゃぎたいのであれば敷地内で人目につかない様に。
あ、もちろんその時は装備品などを外してケガをしない程度にどうぞ。