先日の相勤者は1年未満の隊員さんです。現場にだいぶ慣れてはいますが、まだ学べる部分もあるようで巡回の時に見るべき部屋を見逃してしまいました。しかも丁度その部屋の窓が開いており、私が改めて指導しました。研修の時に教えられていたはずですが、時間が経つにつれ忘れてしまったようです。
巡回の時に見るべき部屋
ここの現場では巡回の時にいろいろな部屋を見て回ります。
しかし中には警備員が入る事が出来ない、入らなくてもよい部屋もあり新人の警備員さんではどの部屋が入ってはいけない部屋・・というのを覚えるのが直ぐには覚えられません。
研修の時に先輩警備員は漏れの無いように指導しているので、新人警備員さんは聞いているはずですが、研修期間に教えられる情報が多すぎると感じた新人さんはすべて聞いたとしても中には忘れてしまう事も有るかもしれません。
今回ある建物内のとある部屋の窓が開いていたのですが、閉め忘れの件数が多い部屋なので、先輩警備員もその部屋は他の部屋以上に指導していたはずです。
その部屋の窓が今回開いていたのですが、その時間帯に残留者がいたかどうかで警備員側ではどうしようも出来ないので一概に警備員側のチェック漏れとも言い切れません。
なので、巡回が終わってから本人に確認して警備側のミスなのか、残留者側の締め忘れか確認しました。
なぜその部屋を見逃したのか
この件で別にこの隊員さんに落ち度があったとしてどうこうしようとは思っていません。
知りたいのは警備員側のミスなのか、残留者側の忘れ・・なのかです。
残留者側の閉め忘れならそれでよいのですが、警備員側のミスであるならそのミスが次には起こらないようにしたいのです。
部屋を見るのを忘れたのなら次からは忘れずに見る様に話すだけですし、部屋に入るのを知らなかったのなら巡回路を説明して、何を確認するのか指導する事です。
要するに度の警備員でも同じように見て回れて、同じような巡回が出来るようにしたいのです。
原因を調べて解決できる事なら解決したい・・
誰が巡回しても同じレベルの目線で見回りをして、更に高い水準の巡回が出来るようになって欲しいのです。
なのでこの件以外でも、何か警備員側で失敗があったと感じた時は追及して解決できる事はすぐに解消するようにしています。
そうすれば今回失敗してしまった隊員さんも次回は気を付ける事が出来ますし、次に自分が先輩隊員として新人警備員さんに指導する時に体験談として指導する事も出来ます。
これが一番良いやり方なのか分かりませんが、私が隊長になってからずっとこのやり方でやっています。
仕事を覚える量は個人差がある
警備員として配属されてくる新人警備員さんは色々な人がいます。
中には物を覚えるのが余りうまくなく、他の人よりも研修期間が長い人もいました。
しかし覚えるのが遅いからと言って指導のやり方は同じです。
なので覚えるのが遅い人は、研修期間を長めにさせてもらうか覚えてもらう業務内容を減らして、一つのポストのみに集中して指導しています。
量を減らして通常通りの指導をしています。
他の人よりも時間がかかりますが、指導する側の先輩警備員の負担が減ります。
余剰人員は居ないので、研修している合間に自分の仕事もこなすので
教え方はみな同じ、覚えが遅い新人さんは量を減らしてゆっくりと・・
この様にして現場を回しながら新人も育てる・・新人研修は労力も時間もかかる大変なものですよね。