警備員が巡回時に使うカギの中にカードキーがあります。普通の鍵で無くカードタイプで出入り口を管理している扉などに使用します。現場によっては使用していない所もありますが、ここの現場に配属されて初めて使用しました。カードの種類も様々ですが、不具合も多いです。
扉をカードで施解錠する仕組み
カードキーというものの存在は以前の現場で知ってはいましたが、使った事はありませんでした。
この現場へきて、警備員として初めてカードキーを使用しました。
今では当たり前の様に、巡回時に持って行き扉を開ける時に使用しています。
先日、このカードの不具合がありクライアントへ磁気を書き換えていただくというアクシデントがありました。
「カードキーの磁気の書き換え」という事は実は過去何度かあったのです。
今回また磁気の書き換えをする事になり、今日カードが戻ってきました。
昨日の今日の事なので、巡回業務への支障はありませんでした。
さて、このカードキーですが本来なら通常の鍵で開け閉めすればいいのにわざわざ格好つけてカードなどにしなくても・・と思うでしょうが意外とカードキーは良い面もあったりするのです。
カードタイプの扉のメリットとデメリット
ある特定の扉の入り口をカードキーにする事のメリットですが
「常に施錠が必要な入り口の扉の開け閉めに、一人一人鍵を持たせるより従業員カードに組み込んでしまうと楽」
というメリットがあります。
物理的な鍵を何十人に持たせるよりも、今個人が持っている従業員カードに磁気を書き込んでしまえば、わざわざ鍵の複製を作る必要が無いのです。
従業員カードはみな持っているので、あとは磁気を書き込むだけなのです。
鍵を渡すより早く全員に入室の権利を渡せますね。
しかし、デメリットとして従業員カードを落としたら第3者でも入室が可能になってしまう。
しかも、その扉の権利を持っている人間が大勢いる事になる・・です。
これに関しては物理的な鍵でも落としたら同じ事なので、後は個人が従業員カードを紛失しないよう徹底するだけですね。
警備員は従業員カードを持っていないので、巡回用としてカードキーを保管して巡回時に巡回キーと一緒に借りてから巡回へ行きます。
しかしこのカードキー、意外と邪魔になる事も・・。
巡回時のキーケースに入れられない
警備員が巡回時にキーケースに鍵の束を入れていきますが、このカードキーはキーケースに入りません。
カードキーは専用のカードケースに入っているので、キーケースには大きすぎるのです。
更にカードケースは折りたたむ事が出来ないので、キーケースに無理に入れて、万が一カードがケースごと曲がったりでもしたら大変です。
なので、カードケースに紐を付けて首から下げるようにしています。
巡回時は装備品が多く、真っ暗な建物内を歩くので少しでも身に着けて行く備品は少ない方が良いのに、首からカードをぶら下げていくのは意外と邪魔なんですよ。
今ではもう慣れましたがね・・。