施設警備員はトイレに巡回で入る事があります。その時現場に女性警備員がいれば頼む事が出来ますが、所属していない場合は男性警備員が入るしかありません。当時商業施設の勤務時、女性警備員がいない時期があったので、男性警備員が女子トイレに入るのですが、お客様が利用している時間帯に入らなければならない時もあり、あれだけはいつまで経っても慣れる事はありませんでした。
女子トイレへ男性警備員が入る時
どこの施設でも男性警備員が、女子トイレへ巡回で入る事はそこまで珍しい事ではないと思われます。
特に現場に女性警備員がいない現場では、男性警備員が巡回で入るしかないので仕方がありませんね。
商業施設勤務の時は女性警備員がいない時期があったので、その間は施設側の従業員が女子トイレの巡回をしていただいていました。
またトイレで煙感知機が作動した時なども、事務所へ連絡して女性従業員にトイレの中を確認してもらっていました。
一応、男性警備員も現場へ駆けつけますが、中には入らずにトイレの前で待機し、従業員の方に確認をしていただき、その結果を警備員が無線で報告していました。
この様に女性警備員がいないと、いくら警備員とはいえ男性が女子トイレに入るのは単純な事ではありません。
しかし、時には男性警備員が中に入らざるを得ない時もあり、お客様がトイレを利用している時間帯に入る時はかなり抵抗があったものです。
女性清掃員は男子トイレに平気で入る
男が女子トイレに入ると大問題になりますが、この逆で女性が男子トイレに入ってもそこまで大問題にはなりません。
公衆トイレなどで女子トイレが混雑している様な時に、男子トイレの個室を中年の女性が利用しに入って来る、という話を聞いた事がありますがマナー的な問題にはなりますが、男が女子トイレに入るほどの事件にはなりません。
また、これに似た状態で女性の清掃員が男子トイレの清掃に入ってくる、もしくは清掃している事がありますが、皆特に騒ぐことはありません。
しかし、これが逆の状態で男性清掃員が、女子トイレに入ってくると人によってはクレームを入れる人もいるでしょう。
そして、恐らく通常は男性清掃員はトイレを利用されている時間帯では、女子トイレには入らない様にしているのではないでしょうか。
清掃関係の業界の事情は良く分かりませんが、下手に騒ぎになるかもしれないくらいなら、初めから入らない様にするのがベストでしょうからね。
しかし、警備員はいくら男性警備員とはいえ、トイレ内で人命や防火に関するような緊急を要する事案が発生した場合、男だとか女などと言っていられない、という建前があるのでしょう。
その事案の多くは、誤報やイタズラなどで済んでいますが、警備員が事態を確認しなければならないので、男性警備員であっても女子トイレに必要があって入る事に関しては、お客様はクレームを入れるような騒ぎにまではなりません。
まあ、それでも入った瞬間に怪訝な顔はされますがね。
利用客がいる場合は出来れば入りたくない
当時、女性警備員がいない時期があったために、煙感知の発報などで女子トイレに駆けつけた事が何度かありました。
もちろん営業時間中の出来事なので、女子トイレには利用している人が何人もいました。
一応、入る時に声を掛けつつ様子を見ながら入っていきますが、あの瞬間だけは何度対応しても慣れる事はありませんでした。
当然、男性警備員が女子トイレに声を掛けながら入ってきても、歓迎される様な事ではありません。
毎回
「え、なんで男性が入ってくるの」
という様な反応をされます。
煙感知器の説明をしてトイレ内の確認をして速やかにトイレから出ますが、それ以前に、女子トイレで煙感知が発報した時だけは行きたくない気持ちで一杯でした。
その後、商業施設勤務で無くなった後に、女性警備員が配属されて来たようですが、安堵した男性警備員は多かったと思います。
今では女子トイレのある現場勤務には変わりありませんが、商業施設の時よりは断然利用者が少ないので、巡回時や緊急時で入る事になっても、人がいない場合が多いので助かっています。
施設警備員として、男性警備員が女子トイレに入らざるを得ない状況になった時は、しっかり声を掛けて少しずつ様子を見ながら入るようにしないと、違う問題でクレームになってしまうので気を付けましょう。