商業施設ではどこにでもあるコンセント。大勢のお客様が見えるような所ではこのコンセントについて問題が発生する事がたまにあります。通路にあるコンセントはお客様用では無いのに充電する行為。これは電気を盗む行為でもあるのです。警備員はこの行為をお願いという行動で注意をするのですが、中には逆切れする人も・・。
コンセントは至る所にある
商業施設に限らず、建物には色々な場所にコンセントが付いています。
これは施設側の人間が使うものであって、来客された人が使うものではありません。
多くは、清掃の人が掃除機を使用する時の為であったり、設備の人が電気関係の電源確保の為であったりと様々です。
しかし、それ以外の人が使うと余程捕まる事はありませんが、電気を盗んでいる行為と同じになるのです。
その施設に用があってきたお客様に対して「ご自由にお使いください」という意味のコンセントではないのです。
警備員として巡回していると、たまに通路にあるコンセントで充電をして座り込んでいるお客様を見かける事が良くありました。
廊下にあるコンセントで充電をしながらスマホを使用しています。
「恐れ入りますが、お客様用のコンセントがフードコートにあるのでそちらでお願いします。」
と丁寧にお願いして使用をやめて貰うのです。
建物内で客用コンセントがあるので、結局は施設の電気を利用しているのには変わりは無いのですが、決められた場所があるのでそのエリア内では盗電にはなりません。
理屈は分かっているのですが、場所が違うだけで盗電行為になるのはなんかおかしな話な気がしないでもありません。
充電が必要になった来客
一昔前は携帯電話やスマホなどは普及していませんでした。
中には、携帯型のゲーム機などは昔からあるので、稀に充電をしていたお客様は居たかもしれません。
しかし、ここ10年でスマホが爆発的に広がり、携帯電話以上にバッテリーを消耗する為にこまめな充電を必要としその結果、決められた場所でもそうですが、それ以外の場所でも勝手に充電する人が増えました。
一応、フードコート内に充電専用エリアが設けてられており、スマホやノートPCなどを充電しながら食事が出来たりします。
このエリアは十分なコンセントを用意してあります。
ですが、休日ともなると充電目的以外のお客様も大勢見えて、充電エリアでさえ満席になってしまいます。
そうなると、充電エリアで充電できないお客様が、エリア以外の場所で充電してしまう様です。
スマホの普及スピードに充電エリアの数が追い付いていないのかもしれませんね。
そしてこの充電行為ですが、警備員にも同じ事が言えるのです。
仕事中の警備員も同じ
警備員は現場によってはPHSや個人の携帯を使用する事があります。
もちろん、待機時間中にもスマホを使用する者もおり充電を必要とする事があるでしょう。
しかし、その充電は仕事と無関係なものではないでしょうか。
待機中にスマホを使用する事で充電が足りなくなった時、何気なく警備室内のコンセントを使用した時、厳しい現場では充電禁止になっている所もあるかもしれません。
幸いな事に、私が経験してきた現場では
「警備員はスマホの充電禁止」
という事は言われた事がありませんが、中にはあるかもしれませんね。
お客様には禁止するのに、警備員の私用の充電は良い、というのもおかしいですからね。
しかし、そこまで厳しい現場を経験していないので、実際そういわれる現場があるかどうか分かりませんが。
もしあるのでしたらお気の毒です。
施設にあるコンセントはそれは施設の物です。
誰でも勝手に使用してよいものではありません。
許可されているかどうかは確認が必要ですが、よほどの施設はそこまで厳しい事は言わない、と思います。
ですが勝手にそう判断して堂々と使用するのも危険です。