施設警備の現場によっては、業務として車両を使う事があります。巡回の時に車で見回ったり、広い現場で交代の為の移動手段であったりと様々です。業務で車を使う時に、警備会社によっては会社所有の車を使用する場合と、その日出勤している警備員さんの自家用車の場合もあります。しかし、どちらにせよ車を運転するという事は、事故に注意をする事が一番重要です。
警備業務として車両が必要な現場
施設警備の現場によっては車を使用している所があります。
商業施設勤務の当時は、車を使う業務は無く自転車を使用する事はありました。
いくら大きな施設とは言え、車を使用して外周巡回はせず、自転車を使用していましたが、もしかしたら施設によっては外周巡回を車で見回る所もあるかもしれませんね。
実際、商業施設以外の現場の勤務の時は車を使用して外周巡回を実施していました。
この巡回は起動巡回と呼んでいましたが、自転車で見回るには広すぎる外周を車を使用して異常が無いか見回るのです。
大体車で30分くらいかけて決められたエリアを見回っていました。
道中、車両から降りて懐中電灯で周りを確認する様な事もしていたので、車で30分と聞くとかなり長時間走る様な印象を受けますが、車から降りて歩く事もあるので、そこまでの長距離を走るわけではありません。
社用車か自家用車のどちらを使うのか
そんな車で外周を巡回する業務ですが、当時はその巡回を自家用車で回っていました。
そもそも、その外周巡回は自転車で1時間くらいかけて見回る事になっていたのですが、クライアントから車で回っても良い、というお墨付きをもらっていたので
自転車でも自動車でもどちらでも良い、とされていたのです。
しかし、警備会社は自転車は支給してくれましたが、社用車までは用意してはくれず、起動巡回を車で行きたい人は「自分の車で行く」しかなかったのです。
まあ、それでも自転車で1時間かけて見回るよりも、自分の車で30分程度で済むのであればそちらを選択する人も多かったですね。
この様に、警備会社が外周巡回などで、自転車や車などを使用しないと業務が遂行できない様な現場は、会社が自転車や車などを用意してくれる事が多いです。
そもそも、契約書に「自転車を使用して」などとわざわざ記載されている所もあい、その車両は「警備会社が用意する事」となっている場合もあるので、そんな時は警備会社側は自転車なり自動車を手配しなければならない訳です。
それ以降は、自転車を使うのか自動車を使うのか、そしてその乗り物は誰が用意するのか、など現場によっては細かく決められている所もあるのです。
業務中の事故には十分注意する
多くの施設警備の現場の外周巡回は、歩いて見回る所が多いと思いますが、現場によっては、車両を使っている所も少なくありません。
私も今まで経験した現場で、自転車や自動車など必ず何かしらの乗り物を使用して業務を行う現場で勤務してきました。
自転車でも自動車でも、乗り物を使用して仕事をする時に一番注意する事があります。
それは
「事故を起こさないよう十分に気を付ける事」
です。特に人を巻き込んでの事故は、警備会社にも迷惑を掛けますが、何よりクライアントにも確実に迷惑を掛ける事になります。
その施設の警備員として、その施設から依頼された業務を行っている最中での事故になるわけですから。
事故の大きさにもよるかもしれませんが、もしかしたら事故を起こした以降は、車両を使用した業務が一切取りやめになるかもしれません。
そう、全ての工程を歩きで行わなければならなくなるかもしれない、という事です。
自転車でも1時間近くかかっていた業務を、歩きで行うとなれば、とても今まで通りに1時間で終わる事は出来ないかもしれません。
そして、そのしわ寄せは4時間あった仮眠時間が3時間になってしまう事も十分考えられます。
自分たちの起こした事故で、自分たちの労働環境が悪くなるのです。
こんなつらい事はありませんよね。
そうならない為にも、車両を使用する時の業務は「絶対に事故を起こさない」という強い意志をもって安全に運転して欲しいものです。