今の現場では休憩時間に入った隊員が、どこへ行ったか完全に把握できていません。通常、待機時間に入り休憩室からどこかへ出る時は「〇〇へ行ってきます」という隊員さんが多かったです。これはそういう指導を受けているのといない場合、もしくはマナーの様なものなのかもしれません。
待機中でも緊急時には呼び戻される
警備員は待機時間中でも、緊急時には呼び戻され事案対応を手伝います。
異常が無ければ最少人数で勤務出来ますが、異常時は総動員しないと処理しきれない事が多いからです。
今の現場でもそれを理解できている人は待機中にコンビニへ行くだけでも
「〇〇へ買い物へ行ってきます。」
と云ってくれます。
別に申告していくよう規則にもしていませんし、ここの現場での緊急事案は最少人数でも対応できますし、クライアントへ連絡して終了、な事が大半なので誰がどこへ行ったかそこまで把握していなくても大丈夫です。
しかし
しかし、何か一言でも伝えていけば、会社から連絡があった時にすぐに追いかける事も出来るでしょうし、出掛先が分かれば戻るころ合いも分かります。
黙って出て行くと、こちらでは何もわからないのです。
黙って出て行くと連絡が付かない
黙って出て行く隊員と、ちゃんと報告してくれる隊員さんの大きな違いとは。
ちゃんと報告してくれる隊員さんは、以前一緒に勤務した事のある人が多く
「なぜ、行く先を報告してゆくのか」
という事を理解している人たちです。
しかし、黙ってお出掛けする隊員さんは、施設警備員の経験が1年くらいで、しかもそういう指導を受けた事が無いか、まともな施設警備の現場経験をしていない人たちです。
この差を見ると、やはり現場レベルでの指導がモノをいうのか、と思わざるを得ません。
休憩中に行く先を告げずに黙って出て行く行為は、警備員だからとか指導を受けていないとか、というレベルの話でしょうか。
個人的な話ですが、もし自分だったら出かける時に、受付けにいる隊員さんに一言
「〇〇へ行ってきます」
と告げると思います。
後になって「アイツはどこへ行った」となるのが嫌だからです。
それが規則で言う様な事になっていなくても、恐らく伝えていると思います。
これはもう個人のマナーに関する程度の差だと思います。
なので、今の現場では待機中の人間を必要とするほどの事は無いと判断していく先を告げる、という規則にはしませんでした。
この指導をする現場の少ない事
今までの現場では、事案対応に待機中の人間を呼び戻す、という事が必要だったので「行く先を告げていけ」となっていましたが、これはどこの現場でもやるべきだと思います。
自分の現場が現にそうなっていないので、あまり大きな声では言えませんが、大抵の施設警備の現場は、事案発生時には人の手が必要です。
その時に待機中の人間が必ず必要になります。
しかし、行く先を告げずに出てしまっていると呼び戻す事が出来ません。
この「行く先を告げる」という事が今の施設警備の現場で徹底されているでしょうか。
「何か」は余程起きる事はありませんが、起きてからでは遅いです。
その時に行く先を告げる仕組みが出来ていないと、事案が発生しても無事に対応が完了出来ないかもしれません。
今一度、自分の周りはどうなっているか確認してはいかがでしょうか。