施設警備員の仕事は警備隊として働くので、大勢の同僚がいます。そんな中警備員の仕事が嫌になって辞める人と、人間関係が嫌になって辞める人、どちらが多いのでしょうか。自分の経験としては、今までの現場を見てきた実感としてラクな現場もありましたが、仕事がキツクて辞める人の方が多い印象でした。
警備の仕事がキツクて辞める
警備の仕事がキツクて辞める、という人は元々警備員という仕事がラクだと思っていた人も多いと思います。
ネットの情報や人から聞いた噂などで
「警備員の仕事はラクそうだよ!」
などと知って、いざ入社したら激務で1週間で辞めた、なんて人も居ます。
特に施設警備員の現場は配属先によって当たり外れが大きく、経験上、大型商業施設は忙しい現場の部類に入ります。
そんな現場では、実際入社し配属されて1週間で辞めてしまった人も何人も居ました。
覚える事も多く、また時間に追われて動き回る事も多いので、仕事を覚えて自分のペースに持って行けるまでは大変な現場です。
仕事がキツイ現場では、毎日が忙しく人間関係が嫌になる様な事よりも、仕事に追われる事で周りが一致団結する形になるので、辞める率は「キツクて辞める」に軍配が上がる印象です。
人間関係が嫌になって辞める
人間関係が嫌になって辞める様な現場は、比較的ヒマな現場に多い感じがします。
ヒマな現場になると、自分の仕事量が少ないので周りに目が行きやすく、同僚の仕事に目が届きやすくなります。
周りに目が行き届きやすい、というのは良い事なのですが、これがあらさがしの様な観察になり、少しでもおかしな仕事をした人に対して過剰に非難されたりするのです。
忙しい現場で同じ様な問題を起こしてもそれほど指摘されない事でも、ヒマな現場の場合は非難する時間的余裕があるので、的になり易いのだと思います。
これだと忙しい現場では、多少ポンコツな警備員さんでも失敗を許されたりしますが、ヒマな現場では流されずに指摘されてしまいます。
そういう意味では、ヒマな現場ではポンコツ警備員さんは仕事がやりづらい環境だと言えるでしょう。
施設警備員は警備隊で行動しているので、多くの人が同じ仕事の結果を出すのに、一人でも間違った行動をすると目立つという事です。
結局は警備員の人間性による
今までの現場を見てきて、忙しい現場でもヒマな現場でも、仕事が嫌で辞める人と、人間関係が嫌になって辞める人はどちらもいました。
要するに、結局はどんな職場であってもそこで一緒に働く人間によっては、仕事がキツクても苦にならなかったり、ヒマな現場でも同僚と楽しく仕事が出来るという事です。
しかし、残念な事に警備業界は多種多様な人が集まる業界です。
しかも警備隊という大勢の同僚が集まって仕事をしているので、中にはどうしても自分とは反りが合わない人もいたりします。
どんな現場でもソリノ合わない人がいれば、それだけで嫌になってしまう事でしょう。
配属先の現場も当たり外れがありますが、その現場で勤務している警備員も当たり外れがあると思って良いと思います。