この施設内の従業員で車通勤者の一人が駐車許可証の違反をしていることが発覚、そもそも警備員側で何となく把握はしていたが別件の問題から違反していることが分かりました。更にこれに気づけた隊員と気づいていない隊員がいて、業務に対する関心度の違いも判ってしまいました。
通勤者の車の違反を見るのは警備員の仕事です。
これをクライアントに報告してその後どうするかは警備員の知るところではありません。
たまに警備員がクライアントのする範囲の仕事まで口を出す人もいますが、業務の越権行為なので注意しましょう。
その警備員のする範囲の仕事の中で、違反している車を見つけ出すのですが隊員によっては細かくチェックできている人とそうでない人に分かれてしまいます。
ある意味いい加減にやろうとすれば出来てしまう仕事なので、早く帰ってくる隊員などにその傾向がみられるような気がします。
あくまで気がするだけなので、まじめに見回って早く帰ってくる隊員がいるのも事実です。
その違反車両ですが、駐車許可の期限が過ぎているのにもかかわらずそのまま利用していたのです。
違反車両でない車以外も見て回っていないと見つけられなかったでしょう。
これは見つけた隊員、グッジョブといえるものです。
普段私は隊員に対して余り感心して褒めることはしないのですが、これに関しては当たり前ですがちゃんと仕事していた結果の発見だと思います。
私自身、全員がそこまで細かく日頃から見回っていないと思っていたので逆にうれしかったですね。ちゃんと仕事している隊員もいたんだ・・と。
そしてもう一つ判った事が・・
これに気づいていなかった隊員もいたんです。
この違反は半年前からあったようで、水面下で人物の特定至るまで時間がかかってやっと最近判明したことです。
しかしその半年前からあったにもかかわらず、殆どの隊員は知らなかったそうです。
私はこれが普通だと思っていました。警備室に資料があるので調べれば誰でもわかるのですが、調べる、という行為が業務として求められていないので普通の人は普通にやっていては気づけないのです。
しかし私を含め2,3人はもう一歩踏み込んだとこまで目を通している為気づけたのでした。
別に業務でやるべき事でもないので、気づけなかったことを責めるわけではありませんが、これが出来るか出来ないかで警備員としてのまたは社会人としての評価が違います。
今回は違反車両に関した事でしたが、これがほかの事にでも活かされている事が多いです。
その隊員達は普段からある程度こういった貢献が出来ているので、私も信頼している部分が多いです。
昔からこの現場いる年配隊員は、年のせいなのか、または自分達より後に入ってきた・・という意味の無い先輩風のせいで偉そうな態度や言葉遣い、行動しか表現できません。
こんな人たちは放っておいて、現場の警備業務の質を高められるよう今回の彼らと協力して行きたいと改めて感じました。