不審者を見分ける力が無い警備員

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出入管理では不審者を入れない事

施設警備員は出入管理の受付場で、入場させて良い人間入れてはいけない人間を確認しなければなりません。

その為の出入管理であって、その基準も現場によって様々です。

 

身分証を持たない者や、来訪した理由に正当性の無い者など不審な点が無いか確認したうえで許可を出すのです。

しかし日常行ってる業務は、それほど難しい事ではなく誰にでも出来る仕事です。

 

そんな簡単な仕事ですが、簡単であるたため逆に難しくもなっていたりもします。

不審者かどうかを自分で考えられないポンコツ

出入管理の場では身分証を提示する事、となっている現場も多く身分証さえ見せてもらえれば誰でも通れる、となってしまっている所もあるでしょう。

 

本来出入管理では警備員が、不審者を入れない様にしているはずなのにその「不審者かどうか」という点を見落とし身分証を提示した人全てを入れていては何の意味もありません。

例えば

 

いつも朝の同じ時間に通る身分証を見せてくれている従業員が、その日の朝だけ身分証を忘れてしまった時どうしますか。

その人は毎朝顔を合わせているので、ここの従業員という事は周知の事実です。

既に退職して入る資格が無いのに忍び込もうとしているかもしれない、という感じでもありません。

本当に身分証を忘れてしまっているようです。

 

一方もう一人の人は、今まで見た事も無ければ出入管理にくる来訪者にしては、場違いな程服装などの見た目が違います。

しかも、周りをキョロキョロと伺いながら明らかに挙動不審な行動をしています。

そして、その人は身分証を提示し出入管理にいる警備員の目の前を通り過ぎようとしています。

 

この時、どちらの人を通してどちらの人を止めますか。

 

施設警備員は出入管理の受付では「資格と必要性」という言葉をもとに仕事をしています。

受付に来た来訪者に「入るべき資格が有るか」という点と「入るべき必要性のある人なのか」という事を見極めなければならないのです。

 

今回の件では全ての現場で通用しないかもしれませんが、正解は「両方止める」です。

この両者は「資格と必要性」お互いこのどちらかが欠けています。

それぞれ入り口で止めた時に足りない条件を確認すれば済む話ですが、残念な事にウチの現場のポンコツ警備員では、恐らく後者の不審者を通してしまうでしょう。

 

今までのやらかしの件を見ていると、高確率で身分証を提示した不審者をすんなり入れてしまうと思います。

指示待ち人間がやらかす事が多い

ポンコツ警備員の共通する性格の中に「指示待ち人間」が挙げられます。

これは、人から何か指示を受けないと、自分で何かを考えて行動をする、という事が出来ない人間です。

 

一応、そういう人はマニュアル的なものは把握していますが、現場での勤務で発生する臨機応変な出来事恐ろしいほど無力です。

そこまで高度な臨機応変な対応を求めているわけではありませんが、ちょっとしたアクシデントでも「聞いていないからやれませんでした」だとか「言われていなかったので」という様な言葉が返って来ます。

 

少し考えれば「見た目が怪しいから受付で止めましたがどうしましょう」という報告をすればよいのに「身分証を提示したから問題なし」とその目の前にいる「あやしい」という点については気づけないのです。

 

確かに怪しいという見た目は、人によって変わるので中々判断が難しいですが、この判断が出来るかどうかがが、警備員にとって重要な事でもあるのです。

 

言われた事しかできない、指示されていない事はしない

 

これらは時には守らなければならない事ですが、言われていない事でも指示された事とは違っても、機転を利かせた対応が求められる時もあるのです。

その機転が利かせられる人と出来ない人が、ポンコツ警備員と呼ばれるかどうかの境目でもあるのです。

 

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