今日ウチの隊員が出入管理の対応をしていたので少し観察していたら、書き方の説明に苦労している工事業者の若者がいました。ここの現場では入庫する車両に対して駐車許可証発行用の受付簿の記入があり、ナンバーや連絡先などを書くだけなのにその説明が理解できない様なのです。
駐車許可証の受付簿は連絡先とナンバーを書く欄があり、初めて来るような業者の方でも1回の説明で理解できるほどの、特に難しいものでもありません。
しかし今朝来ていた工事業者の若者はトラックで入庫し、ウチの隊員が書き方の説明をしていても、どうも連絡先の欄に何を書いて良いのか分からない様でした。
「ここは自分の携帯の番号か会社の電話番号ですよ」
と話しているのですが、その彼は意味が分かっていない様でした。
対応していた横で聞き取れたのは、当現場の連絡先か工事の親元の連絡先を書こうとして、番号が分からないんだ・・と言っていたようでした。
いや、だからそこはウチの隊員がさっきから「自分の携帯か会社の番号」って言ってるのに・・。
終いにはスマホで親元の番号を探し出す始末・・
思わず、ウチの隊員が
「それ自分の携帯ですよね、その番号を書いてください」
とすかさず、半ば突っ込みを入れる感じで答えていました。
朝から大変な人にあたったな・・と思いました。
基本的に工事業者の人は本当に様々なタイプの人がいます。
上から下まで警備業界と同じくらい程度の差があると思います。
今日来ていた工事業者の若者は、何度も何度もいろんな人に大きな声で挨拶をしていたり、受付の場でもちょっと挙動不審な感じでした。
もしかしたら彼はウチの現場でいう所のポンコツ警備員の部類に入るような人材かもしれません。
勝手な推測ですが何か持病をお持ちの方の様な雰囲気さえ感じられました・・
まあこれは私の勝手に思っている事で彼の名誉の為に断っておきますが、彼はただシャイで恥ずかしがり屋さんで人の話を直ぐに理解できないちょっと覚えの悪い人だっただけなのかもしれません。
自分で持っているスマホの番号を書いてもらって一通りの対応が終わった後で、その隊員は「やれやれ・・・」と一言ため息をついていました。
「久しぶりですね、ああいったタイプの人は。お疲れ様・・・」
と私は声をかけ、彼の苦労をねぎらいました。
途中助け舟を出そうかとも思っていましたが、何とか対応できたのでこちら側の出来はまあ”可”でしょうか。
工事業者の人の入庫が多い最近は、やはりこういった日頃には無いような出来事に遭遇しやすいですね。