警備業界には巡察というものがあります。これは警備業法で月に１回以上現場を見回り、隊員に業務としての指導をしたり、各隊員と話をする事で労務的な問題が無いかなど現場での状況を確認するものです。しかし、警備会社によっては現場に来ても何もせず「これで良いのか？」という巡察をしている会社もあるのです。
警備業界の巡察は月に１回以上
警備業界には巡察というものがあります。
これは月に１回以上、現場へ見回りをし警備員の指導をする、というものです。
自分自身が巡察をする側の人間ではないので、その会社でどの様な巡察をするのか、という事は分からないので、もしかしたら会社ごとで巡察をする内容が異なるのかもしれません。
しかし、現場で働いている警備員の指導及び教育をする、という点は共通だと思われるので、どこの警備会社でも巡察時にそういった指導をしていると思います。
巡察は月に一回以上、と言われていますが今までの警備会社では殆ど、月に1～２回程度しか来ていなかったと思います。
まあ、月に一回しか来なかった場合、その日に休暇の隊員さんもいるので、全員が巡察を受けなければならないので、厳密にいえば月に一回で済む事はありませんね。
まあ、現場の隊員さんの人数によっては、１回の巡察で全員の指導をする事が出来るかもしれないので、現場によっては１度で済むかもしれません。
「こんな巡察で良いのか!？」という会社もある
そんな巡察ですが、以前の警備会社では巡察に来た時に、クライアントにも挨拶をしに行き、また警備員一人一人に声を掛け、軽く指導までしていただいていました。
初めての警備会社だったので「ああ、巡察とはこういったものなのか」とおもいました。
しかし、違う警備会社の巡察を受けた時、軽く挨拶をするだけでそのまま帰ってしまったのです。
これを見た時「巡察は警備会社によって違う」と思い知らされました。
巡察時に指導や教育などをせずに「おう、頑張ってるか」で済ませてしまうのには驚きました。
しかし、何度か巡察を受けるうちに、日によっては巡察に見える内勤者の方が別の方の時は、ちゃんとした指導をしているのです。
「ああ、これ人によってやり方が違うのか」
巡察は基本的に、指導教育責任者の資格を持っている人が出来るようですが、弊社には複数人居るので、月によって見回りに来る方が変わります。
その時に、ちゃんと指導する巡察者も居れば、いい加減な巡察をする人も居るのです。
巡察をした、という記録はとっているので巡察を受けていない隊員は居ませんが、その内容が巡察者によって大きく変わるのは現場で働く警備員さんが可哀そうです。
その人が見回りに来た時は、指導や教育を受けられず警備員としての成長が出来ない、という事ですからね。
内勤者が忙しく巡察どころではない
警備会社に所属して現場で働いていると、営業所で働いている人、いわゆる内勤者の人が大変である、という事は十分承知しています。
朝から出勤してきて、突発的な出来事で現場の警備員に欠員が出た時は、急遽現場に入って仕事をし、現場で仕事が終わって営業所へ戻ってからまた事務仕事をする。
警備会社にもよりますが、そういった働き方をしている営業所の内勤者の人も居るのです。
本来なら、内勤の仕事だけで良いハズが、現場の仕事もフォローし尚且つ内勤の仕事も遅くまでするというのを見ていると、内勤の方には頭の下がる思いです。
そんな状況で巡察として、各地に散らばる各現場を見回るのですから、警備会社によっては内勤の仕事はとてもハードなのです。
そういった事情が分かると、巡察で一人ひとり丁寧に指導出来なかったとしても「仕方ない」と思ってしまうのです。
本当は、一人一人に簡単な指導でも良いので声を掛けてあげて欲しいのですがね。