過去に通勤時間が2時間以上かかっていた警備員さんがいました。電車に乗り換えたりして遠方から通勤していた人ですが、その現場で働く為にそこまでしなければいけなかったのでしょうか。別にもっと自宅から違い警備会社に入社しても良かったのではないでしょうか。
自宅から5分の通勤と2時間の通勤
警備員として働く時、どんな職場か気になるのはもちろんの事、それ以外でも通勤距離も考慮する必要があります。
自宅から車や電車などで通勤するにしても、2時間以上もかかる様な現場の場合は、仕事内容が魅力的でも考慮する必要があるかもしれません。
以前の現場で、自宅から現場まで電車で2時間かけて通勤していた人が居ました。
そうかと思えば、別の警備員さんは自宅から5分の所に住んでいる人も居ました。
通勤時間に5分と2時間以上、これは非常に大きな違いですね。
上番してから労働時間はどちらも同じなので何も問題ありませんが、両者は仕事以外のプライベートの時間が1日で4時間も差が生まれます。
片道2時間と考えて往復で4時間です。1日24時間しかないのに通勤という何も生みださない時間に4時間も費やしてしまっているのです。
電車に乗っている時間に、何か自分自身を向上させる読書などをすればまだ良いですが、朝も早い時間に電車に乗り、場合によっては落ち着いて座る事も出来ないかもしれません。
かたや自宅から5分の通勤時間の警備員さんは、ギリギリまで自宅に居る事が出来ます。
睡眠時間に充てても良いですし、出勤前に時間を有効に使う事が出来ます。
警備員としては同じ仕事をするのに、プライベートでは大きな差が出来てしまうのです。
最寄りの警備会社でも配属先は遠方
なぜそこまで遠方の仕事を選んでしまったのでしょうか。
この警備員さんも本来はそんな遠方の仕事をするつもりでは無かった様です。
始めは警備員の仕事を探した時、警備会社の所在地は自宅から電車で30分の位置にありました。
警備会社の所在地がその位置なので、働く現場もそこまで遠方ではないだろう、という思いだったそうです。
しかし、面接時に「〇〇の現場なら空きがあるので、こちらでよろしければ即採用する事が出来ます」という話を聞いて、直ぐに働きたかったのでOKしてしまった様です。
多少遠いけど、どうせ電車に乗っているだけだから・・と。
そして実際に働きだしたのは良いが、毎日朝早く起きて電車に乗って、往復で4時間以上もただ電車に乗っているだけ、という通勤が嫌になって来たようです。
彼は最終的には高齢の為に働くのがキツクなって退職してしまいましたが、普通の人でも1日のうち4時間も通勤に充てるのは辛いのではないでしょうか。
朝早く家を出なければならないのと、当直勤務明けでウトウトしながら電車に揺られるのは時間が勿体ないです。
警備会社が自宅から近くても、いざ配属する現場に通勤となると遠方だった、なんて事は、警備業界としてはごく普通な事ですが、未経験者にとっては驚く事でもある様です。
交通費の有る無しと通勤距離
一応救いがあったのは、それだけ遠方でも交通費が出ていた事でした。
これでもし交通費が満額出ていなかったら、即辞めていた事でしょう。
更に、当時としては他の警備会社と比較しても、当直勤務としての給料は悪くは無かったので、勤務先が遠方だと言われても、納得して通勤されていたのかもしれませんね。
警備会社によっては、交通費が満額出ない所もあったので、彼の様にそこまで遠方の場合は全額支給されない場合も十分あり得る話です。
まあ流石に自宅から5分の警備員さんは、時間もそうですが歩きでも自転車でも通勤できる距離だったので、交通費は1円も出ていなかったようですがね。
交通費の出る人と出ない人の明確な線引き、というのは警備会社によって違いますし、自宅から職場まで車や電車を使用する位の距離なら大抵の警備会社は負担してくれるのではないでしょうか。
警備員として働く時、仕事内容に目が行きがちですが、自宅から職場までの距離は業務以外のプライベートの時間を削る事にもなるので、余りにも遠方であるならいくら条件が良くても諦める事も重要です。