自動ドアは意外と故障しやすい設備です。今までの現場で自動ドアが故障しなかったところはありませんでした。施設によって自動ドアの数は様々ですが、どこかしらの自動ドアが何かしらの不具合であかない事がありました。そのせいで、本来開くタイミングで開かなかった自動ドアにぶつかってしまった人もいるのです。
自動ドアが壊れる原因
目の前に来れば自動ドアは開くもの、と殆どの人はそう思う事でしょう。
しかし、自動ドアも機械なので時には故障したり不具合が起こったりもします。
その時がたまたま自分でなかっただけで、自動ドアが開かない事でガラスにぶつかってしまう人も実際に居るのです。
その時は大ケガにはなりませんでしたが、開いて当たり前と思っていたドアが開かない時はその勢いがすべてガラスの扉へと向かうのです。
そんな自動ドアですが、開くべき扉が開かない原因とはいったい何でしょうか。
警備員が自動ドアの故障で対応する時にやれる事は限られていますが、大抵の場合は設備の知識に疎い警備員でも直ってしまいます。
警備員で対処できるものもある
自動ドアが故障するとまず警備員が現場へ向かいます。
故障した事が分かるのはお客様からの申し出か、巡回中の警備員が発見する場合です。
故障の多くが扉が閉まらないか、前に立っても開かないというものばかりで、ごく稀に
「扉が勝手に開いたり閉まったりを繰り返す」
という心霊現象を連想させるような挙動をする事もあります。
最近でも、自動ドアが誰も居ないのに勝手に開く時がありますが
「どうせ自動ドアの不具合だろう」
と、少しも心霊現象を疑うような事はありません。
そんな自動ドアの不具合ですが、警備員が対処するやり方は
・自動ドアを開いた状態にし、センサーを切る
・レールの溝の部分に溜まっているゴミや砂を取り除く
・自動ドアを閉鎖状態にしセンサーを入れる
・自動ドアの前に立ち作動を確認する
この流れで大抵直ると思います。
もし、このやり方で直らない時はもう警備員ではどうにもならないので、専門の業者へ連絡するしかありませんでした。
専門の業者が来ないと直らない故障
警備員が出来る対応はせいぜい、センサーをカットして溝の清掃をするくらいしかありません。
多くの不具合はこれで直る事が多かったですが、中にはそんな単純な対応では動かない時もあります。
例えば先ほど話したような、開閉をひたすら繰り返すような状態や、溝掃除をした後でも自動ドアが何も反応しない時など、こうなっては警備員ではこれ以上どうにも出来ません。
こうなっては専門の業者へ連絡するのですが、業者の方も連絡を受けた当日に見に来ていただけるとは限りません。
彼らも色々な現場へ出向いている様で、時間が合えば来ていただけますが、そうでないと翌日か更に後日となってしまいます。
当時の現場は大きなところだったので、優先してくれていたのかどうか分かりませんでしたが意外と早めに来ていただいていました。
多くの施設に自動ドアが設置されていると思いますが、数多くの現場へ不具合で呼ばれているようで、業者の方もすぐに対応に入る、という訳にもいきません。
警備員や関係者が乱暴に扱う様な事はしていないと思いますが、開いたり閉まったりする動作を何千回と繰り返しているので、故障もすると思います。
警備員がやれる、レールの溝の掃除も定期的に行っていれば、止まってしまう様な事も無いと思います。
大きな事故になってしまう前に、出来る事をして何事も起きない様にしたいものです。