警備員という仕事の給料は世の中から見ると平均よりも下です。そして平均年収は約300~340万円程度だといわれています。しかし、それはウソだと思います。私の周りの多くの警備員さんは、月給25万円以上も貰っていません。平均以下なのは本当だとしてもなぜそんな金額が出るのでしょうか。
平均給料は約28万円だそうです
他所のネットの情報では、警備員は平均して月給28万円だそうです。
この金額を実際に貰っている警備員さんは居るのでしょうか。
少なくとも私の周りでは、そんなに貰っている警備員さんは居ません。
この年収300万円以上ある警備員さんというのは、正社員だという事らしく、派遣社員やアルバイトの警備員はそこまでは貰えていないのが実態のようです。
それなら納得できますね。
警備員の多くがこの派遣やアルバイトであり、正社員よりは給料が少ないのです。
求人絡みのサイトや、転職サイトなどでは警備員の求人が非常にたくさんあります。
そんな中で「警備員の仕事は給料が安い」などど本当の金額などを載せてしまうとどうなるでしょう。
仕事を斡旋しているのに、警備員になりたがる人が全く来なくなってしまうと困るからです。
それではマズいので、派遣やアルバイトの額面ではなく、正社員の給料を載せているのだと思います。
まあ、一応ウソは載せていない事になりますからね。
でもそれは結果ウソを言っているのと同じなのではないでしょうか。
採用されて現場へ配属される警備員の多くが、派遣やアルバイト契約です。
中には正社員への登用もあるかもしれませんが、そんな人は警備業界でも最大手の警備会社か、それ以外の警備会社でも本当にごく一部の人だけだと思います。
殆どの警備員さんが1日10,000円程度の金額で働いているのです。
日給10,000円で28日出勤しろと
警備員の求人を見ると、殆どが
「1日、10,000円」
という仕事ばかりです。
地方の求人では「1日、9,000円」なんてのも当たり前にあります。
国内の多くの地域が、時給1,000円以下であり1日8時間働いても9,000円超えられれば良い方なのです。
そんな金額しかもらえていない警備員さんが、月給28万円稼ごうとしたらどうしたらよいのでしょうか。
単純に、1日10,000円貰えても「1か月で28日出勤」しなければいけません。
9,000円の人に至っては31日出勤しなければなりません。
これはどう考えても
「警備員は月給28万円稼げる」
というのはウソだと言えませんか。
地方で勤務する多くの人は休む間もなく働かなければ、求人サイトで言われている平均金額に到達しないのです。
都心部は派遣やバイトでも給料は高い
しかし、この平均値は都心部で働く警備員さんに取ったら間違いでもなさそうです。
大都市などの警備員さんの求人は、1日10,000円を軽く超えてきます。
2020年の東京オリンピック前の求人ではかなり警備業界が潤っていたようです。
そして今現在でも都市部では時給も高く、人手不足なのも手伝って8時間で10,000円越えは普通な様です。
これは地方で警備員として勤務する私としても非常に羨ましい事ですね。
大都市であればビジネスビルも多いでしょうから、暇で楽な施設警備も多い気がしますし。
大都市であれば、無理に正社員にならなくても派遣やアルバイトでも充分な給料を貰えそうです。
もし今自分が独り身であれば、そういった都心部へ警備員の仕事をしに行ったかもしれません。
まあ、それでもわざわざ都心部まで行くのであれば何も警備員の仕事をしなくても、何か他の良い稼ぎのできる仕事をしても良いかもしれませんね。