警備員は身だしなみに気を使わなければなりません。お客様と接する事の多い現場ならなおさら、施設警備員はクライアントから依頼を受けて、その窓口としての業務を請け負っています。その警備員が汚らしい格好をしていたら、クライアントに迷惑をかける事になるからです。
マスクは毎日替えるのが望ましい
先日、ウチの隊員さんの一人が汚いマスクをつけていました。
洗って繰り返し使えるタイプのマスクの様でしたが、白色であったであろうマスクはオフホワイトっぽい色になっており、食べ物をこぼして色が落ちなかったようなシミのついたそれは、誰が見ても「汚らしい」というマスクでした。
あれは本人はどういったつもりで身に着けているのだろう・・
という疑問がわいたのと、警備員としてそういった衛生面を無視したような身だしなみをしても気にならないのか、と思いました。
まあ、今回はたまたま替えのマスクが無くて仕方なくつけていたかもしれないので何も言いませんでしたが、次回も同じ様なマスクをつけていたら言うつもりです。
というか、マスクって普通は毎日交換するか、洗ってどうしても汚れが目立つなら捨てる、とするものではないのでしょうか。
自宅で使用するのなら、どれだけ汚くてもかまいませんが、仕事上ましてや施設警備員として、お客様の前に立つ身として汚くても気にしない、という気が知れません。
汚れているとその人全てが不潔に見える
警備員として勤務する時に、何か一つでも汚らしい格好をしていると、他の人から見たらその警備員は「汚らしい警備員」というレッテルを貼られてしまいます。
ただでさえ、警備員は偏見をもたれ気味な職業であるので、一度汚いと判断されると全てがダメな警備員という烙印を押されます。
せっかく洗い立ての制服に、ピカピカな革靴を履いていても、汚いマスクをつけていたらそれだけでアウトです。
今回マスクが汚い隊員さんは、私以外の人にも受付対応時に「汚いマスク」を披露している訳ですから、彼の印象は余り良くないものを与えてしまったかもしれません。
マスクに限らず、制服や革靴なども警備員さんの中にはあまり気を使わない人がいます。
以前、革靴のかかとを踏んで履いている人の話をしましたが、そういう人は自分のしている格好が人に良い印象を与えていない、という事に気がついていないのだと思います。
悪い言い方をすると「サービス業向きでない性格」だと思います。
警備業界に入ったのに色々な事情があると思いますが、残念ですが彼らは警備員の仕事がサービス業と認識していないのだと思います。
キレイな格好で相手に清潔感を出したい、のであれば細かい所まで気を使う必要がありますね。
警備員は特に小綺麗にせよ
警備員は接客業の様なものです。
常にお客様に正対して話をし、お互いの距離も結構近くで対応します。
こんなご時世なので、昔よりは距離を置いた対応になると思いますが、老若男女問わず相手をする事になります。
そんな仕事をしていて、今回の様にマスクが汚かったら相手はどう思うでしょうか。
汚いマスクを見て、余り近づきたくないと思うかもしれません。
目の前で、一歩後退りされるかもしれません。
そんな事をされて、余り良い気はしませんよね。ですがそれは自分が悪いのです。
衛生面に気を使えない警備員が悪いのです。
お客様の対応をするような仕事では、小綺麗にするという認識があれば、汚いマスクを着けようという気は起きません。
仕事に入る前に鏡を見て、頭の先からつま先まで何か落ち度が無いか確認する、という行動をとると改善できる事でしょう。