警備員は車に詳しくなるのは本当か

施設警備員が車の名前に詳しい人が多い、という事について異論がある人はいるでしょうか。私としてはそれは間違っていると思います。普段から駐車場などで違反車両を取り締まる仕事をしていて車と接する機会が多くても、興味のない人にとっては覚える必要のない物なんだと思い知らされたからです。

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車の形と名前を覚える簡単な事

施設警備員や交通誘導警備員の方は車に関係する仕事が多いです。

交通誘導は説明するまでもなく、施設警備員は現場の駐車場内での違反車両の取り締まりなど。

 

普段から車を扱う仕事をしていると、自然と自動車メーカーや車名などに詳しくなっていきます。

私はもともと車が好きなので、車の名前もそこそこ詳しい事もあり警備員の仕事を初めて違反車両などの業務をするにもそれほど困る事はありませんでした。

 

しかし、車にあまり詳しくない人が違反車両などの仕事をしているのを見るとやや苦戦しているようでした。

今までの現場で、車検索というお客様が自分の車をどこへ停めたか分からなくなったのを探す業務があるのですが、無線でメーカー名や車名を飛ばしても伝わらないのです。

 

有名なメーカーなら何とか伝わるようですが、警備員の中には国産メーカーであっても伝わらない、という人もいたのです。

この伝わらない、というのはメーカー名を伝えても会社名と自動車についている会社のエンブレムがどれなのか理解できていない、という感じでした。

 

自分基準で考えてはいけないと思いますが、外車ならともかく国産メーカーですら分からないなんて、そんな人もいるんだ、と驚いたものです。

興味の違いは仕事にも差が出る

これには続きがあって、なんとこの警備員さん

 

自動車免許も所持していれば、日常的に車も運転しています。

 

はっきり確認はしていませんが、自分の乗っている車のメーカーも知っているか怪しいです。

きっと知らないなんて事は無いと思いますが・・。

 

世の中には自分で普段車の運転をする人の中にも、車に興味のない人もいるんだという事を知りました。

私の経験上、自分で運転しているのにその車に興味のない人はいなかったので、警備員の仕事を始めてそういう人に出会ったのはとても新鮮でした。

ましてや国産メーカーの名前を出しても知らない、という人がいるなんて。

 

警備員が車に関する仕事をしていて、特に車検索などをする時は車に興味があるか無いかで仕事の効率が全く変わります。

 

車検索の業務が始まると無線では

・メーカー名

・車名

・あやふやな車のナンバー

が飛んできます。

 

この時、車名が分かると車に興味のある警備員は駐車場に止めてあるたくさんの車の中からフロント部分だけを見て探す事が出来るのです。

私もフロント部分だけ見ればどの車かわかるので、比較的早く車を探す事が出来ました。

 

しかし、車に興味のない人は車名を車の後部にあるエンブレムで確認するしかないのです。

 

遠くからでも該当車両を確認できるか、目の前まで行ってアルファベットを確認しながら探すかの違いは大きいです。

もともと興味がないので苦労するのは仕方がありませんが、毎回同じような業務を繰り返ししているのですが、最後までこの車検索は苦労していたようです。

若者の車離れは業務にも支障が出る

車に興味がないと、先ほどの様な業務にも苦労する事が分かります。

警備員としてやっていくには、現場にもよりますがこういった仕事は欠かせません。

 

警備員の業務の中には自分で車両を運転する業務もあり、車に興味が無くても運転免許証が必要な時もあるでしょう。

しかし、私の周りにもいましたが中には運転免許証すら持っていない警備員さんもいますね。

 

若者の車離れ・・

 

という言葉も聞きますが、別に若者に限った話ではありません。

特に公共交通機関の発達した都心部ではもはや車での移動よりも電車の方が安上がりで移動しやすい面もあります。

 

もともとそういった環境に居るような人は免許証を取得する必要がありません

周りにもそういった人が警備員として仕事をしているのです。

 

車両を動かすような場面の業務は出来ませんが、立派に警備員のとしての業務はこなせています。

全体の業務に支障がないかと言えば噓になりますが、適材適所と理解して免許証の必要のない業務で活躍してもらえば良いのです。

 

車に興味が無くても、免許証を取得していなくてもその人がちゃんと活躍できるようなポストで実力を発揮してもらえば、全体の業務はしっかりと回るのです。

 

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