施設警備員は従業員の人から憎まれがちです。仕事の内容が従業員の人の規則違反を取り締まる立場にあるので、全員でなくても一部の人からはそう思われていると思います。今回もウチの現場でそんな憎まれる様なやり取りがありました。
初めからケンカ腰で警備室へ来る
先日警備室へある従業員の方が見えました。
来た時にすぐ「あ、駐車場の利用で違反をよくする方だ・・」とすぐに分かりました。
警備室へ来たのも恐らく駐車場の違反の事だろう、とすぐ予想が付きました。
結果はその通り、先日警備員が駐車場の車両違反で切符を切った事のクレームでした。
まあ、クレームと言ってもそれほど怒り狂っていたわけでも無いのですが、話し方が初めから若干ケンカ腰なのです。
どうやら先日切符を切られた事で、今後どうしたら良いのか聞きに来たようなのです。
解決策を聞きに来たので、別に「ごるぁ!警備員!!」という事でもないようなのですが、私と話している話し方が終始、少し怒っていると感じさせる態度です。
こちらは、そういう人・・と分かっているので最後まで丁寧な対応でいきました。
警備員は委託側から自分のトコの従業員の違反を取り締まる依頼も受けており、対応の流れでどうしても従業員に恨まれる事があります。
「警備員のくせに偉そうに・・」
別に偉そうにしているわけではありませんが、取り締まる業務をしているとそう見えてしまうようです。
こちらも従業員の方と円滑な関係を気付きたいのですが、違反を取り締まる行為をしていてはなかなかそうは上手くいかないようです。
切っ掛けを作った警備員はいない
この切符を切られた・・というのは数日前の事なのです。
なので私が対応した時には、切符を切った警備員はいません。
もうすでに下番してしまっているので、詳細までは分からないのです。
それでも最低限の申し送りはしているので、何となく取り締まりをして切符を切った・・という流れは聞いています。
しかし、切符を切られた本人にしたら警備室に来て切符を切った人に文句の一つでも言いたかったかもしれませんね。
「誰が切符を切ったのか?」
という事は聞いて来ていないので、答える事もしませんでしたが、警備室へ来て話をしたのが私で内容を把握している様に見えたであろう事から、切符を切ったのが私だと思ったのかもしれません。
もしかしたら終始、怒っている様子が続いたのはそのせいだったのかも・・。
警備員はみな同じ敵という認識
この方は以前から切符をよく切られていました。
違反の常習者、という事です。
私が知る限り来た当初からなので、警備員が自分をずっとマークしている・・という思い違いをしているかもしれません。
我々はそんな事は一切しておらず、違反があれば誰であれ切符を切っています。
違反さえしなければ何も指摘されないので、切符を切られたくないのであれば違反しなければ良いのです。
いつも切符を切られているので、きっと警備員全員の事は良くは思っていないでしょう。
それも特定の警備員ではなく、この施設に居る警備員全員を・・。
どの警備員が切符を切る、何て事は分からないので、とりあえず全員・・という事でしょう。
施設内ですれ違う時、警備員の誰もが挨拶をしても絶対に返してくれませんし。
まあ、違反したら切符を切る業務はクライアントから契約でする業務なので、今後も誰を贔屓する事なく全うしていきたいと思います。