最近、出入管理をしていて「入館証を無くしました」と言ってくるお客様が多い気がします。現場によっては紛失するとお金を払わせられる所もありますがここではそんな事はありません。いくらクライアント側の負担とはいえ、貸した物を無くすというのは解せません。
気軽に無くさないで欲しい
施設警備員として勤務する時、出入管理の業務で入館証を貸し出す事があると思います。
ここの現場でも施設内に入るのに入館証を貸し出しています。
その入館証は施設内で用事が済んで帰る時に返すものです。
借りて返すまでにそれほど時間が経っていないので無くすなんてそうそうないですよね。
にもかかわらずここでは結構紛失する来客者が多いんです。
理由はいろいろあると思いますが、ちょっと多すぎです。
商業施設で入館証を紛失すると、1,000円のお金をもらっていました。
もちろんこれはクライアント側が決めたことで警備員が勝手に決めた規則ではありません。
確か入館証の裏面にも記載されていたはずなので
「知らない、聞いていない」
という言い訳はできません。
知る限りでは紛失した人でお金を払うのを拒否した人はいなかった気がします。
みんな、紛失したという責任を感じてかちゃんと払ってくれていました。
このお金は入館証を購入する経費分としていただいていました。
どうせ無くしてもまた買えるのだからいいでしょ・・
と思っている人もいるかもしれませんがそうはいきません。
入館証があれば後方エリアに堂々と入る事が出来るのです。
そう不審者であっても拾った入館証があれば入れてしまうのはとても危険な事です。
なので、本来紛失したからといってお金で済ませられる事ではありません。
ある意味絶対になくしてはいけないものなのです。
まあ、そういう意味ではここの現場ではそこまで重要なエリアに入れる入館証ではないのでまだマシですが・・。
入館証の番号が飛び飛びになる
ここの現場で入館証を紛失されて困るのはただ一つ
番号が飛び飛びになってしまう事です。
入館証は通常連番になっていて、来客者順に貸し出しをしています。
しかし、ある人が入館証を紛失してしまうとその番号がなくなってしまいます。
そうなると次から貸し出すときに、その番号だけが飛んでしまうのです。
最近、出入管理をしていてこの番号が歯抜けになった物が目立つようになりました。
グループのお客様が見えた時に、数枚入館証を出しても番号が連続せずにバラバラになるのです。
我々警備員がそれを把握していても、貸し出しを受けたお客様が記入時に間違えることがあり、連番のつもりで書いてしまい訂正する事も・・。
管理する側も紛失が増えると、入館証の総数も減りクライアントに増数を依頼せねばなりません。
どこで亡くしてくるのか分かりませんが、借りたものは責任をもって返して欲しいものです。
見つかって返却に持ってくる方も
貸したものを無くす人の中に、後日
「先日、紛失したと言った者ですが見つかりました」
といって持ってきてくれる方も見えます。
館内で落としたのではなく,自分で所持したままカバンの奥や、違うポケットに入れたまま忘れてしまったような方が持ってきてくれます。
会社に戻って自分が持っている事に気が付いてわざわざ返しに来てくれるのは本当ありがたいことです。
今の現場では紛失してもお金は徴収していませんが、それでも返却に持ってきてくれるのはうれしいですね。
工事業者、営業の方など、どの業種に限ったことではなくこういう人はいるものです。
今、紛失が多いのも工事業者、営業の方偏りはなく無くされていますね。
もしかしたら入館証の扱いに不慣れな初見さんが多いのかもしれません。
無くされるのは警備員側としては何も出来ないのでもどかしい事です。