警備員は誰かがドタキャンすると休日だったはずの人が出勤しなければならなくなるブラックな業界

警備員の方は良く分かっている事だと思いますが、自分が出勤するべき日に突然欠勤をすると、他の人に迷惑を掛ける事となります。警備業は配置人員が決められており、必ず契約の人数を配置しなければなりません。当日仕事のはずの人が「今日休ませてください」なんて連絡が来ると、現場では急遽人の手配をするのです。そう、その日休みのはずだった人へ出勤の依頼をするのです。

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ドタキャンは他人に迷惑を掛ける

警備業は契約で、警備員を配置する人数が決められています。

ひとつの現場で「毎日〇人の警備員が必要」となっていれば、必ずその人数の警備員を出勤させなければ契約違反となってしまいます。

 

交通誘導警備の現場の場合だと、警備員が突然休んだという事で、工事業者の方の仕事自体が始められない、なんて事もあり得るのです。

そんな大事にならない様にする為に、警備員が一人来ない、なんて事が分かった時点で、その日は休日だったはずの警備員さんへ連絡して出勤してもらう様にお願いをするのです。

 

普通の企業なら「代わりに誰かを出勤させる」なんて事はする必要ないかもしれませんが、警備業界は配置人数を守る必要があるので、誰かが休むと他の誰かに迷惑を掛けてしまう事になるのです。

休んだもの勝ちにしてはいけない

社内の他の現場で、何名かの警備員が休む習慣が出来ており、その度に他の警備員さんの休日がつぶれてしまっている現状を聞きました。

詳しくは分かりませんが、休日がつぶれてしまった警備員さんのケアが出来ていればと、他人ながらに心配してしまいます。

 

その日の仕事を突然休む理由は様々だと思います。

突発的な病気や用事で休まざるを得ない人もいるので、全てが悪いとは言いませんが、聞く所によると良く休む人は常連の人に偏っていると聞きました。

 

その人が病気がちで月に何度も突然休む、という状況なのか分かりませんが、そんなに頻繁に休んでは他の警備員さんから苦情が出てもおかしくありません。

仕事を休んだ人は、せいぜい収入が減った程度の事ですが、代わりに仕事に出て人は「仕事に出た事で用事がつぶれた」という状況になっているハズです。

 

休んだ人が得をした、という状況になっては「休んだもの勝ち」となり他の人にも派生しないとも限りません。

いつでも好きな時に休んでも、他の警備員さんが問題なく代わりに出勤してくれる・・

こんな状態になっては現場はめちゃくちゃになってしまうでしょう。

 

現場によっては荒れている所もある

過去の現場で、休んだもの勝ちに近い状況になった事があります。

20人近い施設警備の現場で、当日の朝に電話をしてきて「今日、出勤できないので休みます」と連絡してきていた警備員がいました。

 

始めのうちは彼一人だけでしたが、突然休んでも誰かほかの警備員さんが仕事に就いてくれるのが分かって、他の警備員も「今日2日酔いなので休みます」と休む者も出てきました。

あの頃はピーク時で3人は、ビックリするような理由で仕事を休んでいる者がいたと思います。

 

今まで勤務してきた現場で、あの現場が一番ひどかったと思います。

普通の社会人としては、その日に突然休むなんてできませんからね。

ましてや、自分が休むという事は誰かが代わりに出勤しなければならない訳で、恨まれてもおかしくありません

 

突然仕事に入ってくれた警備員さんには、別の日に代わりに仕事に入る話が付いているのならまだ良いですが、勤務交代もそう簡単で無いですからね。

施設警備員が大勢配属されている現場では、誰かが突然欠勤しても

 

「誰かが代わりに入ってくれるだろう・・」

 

なんて軽い気持ちで欠勤する者も少なくありません。

突然連続の勤務をやらされたり、待ちに待った休日を仕事にされるとしたら、普通は大した事の無い理由で突然の欠勤をしようとは思わないのですがね。

 

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