今現在、施設警備員として働いています。警備員になろうと思った時に車両の誘導業務が嫌だったので、施設警備業務を選ぶ事となりました。警備員になる前はあまり詳しくなかったのですが、結果的に施設警備員で良かったと思っています。それは、施設警備員の方が収入面で安定した仕事であるという事だったからです。
安定した仕事と不安定な仕事
警備員の仕事には安定した仕事と不安定な仕事があります。
これは警備員の仕事を始めようと思っている人にとっては、非常に重要な事ではないでしょうか。
警備員と一言で云っても、仕事が分類で分かれており入社した警備会社、配属した現場によって代替分類が決まっています。
1号警備の強い警備会社もあれば2号警備に強い会社があり、配属先の現場は1号か2号とはっきり分かれています。
その中でも、1号警備でもある施設警備業務は比較的安定した仕事であり、逆に2号警備の交通誘導警備業務は不安定な仕事と言われています。
とはいえ、これは「そういう傾向にある」というだけで、必ずしも全ての施設警備業務が安定しているとはいえず、また交通誘導警備業務でも安定した仕事はあります。
そんな両者ですが、安定した仕事を求める人も居れば、不安定な仕事でも良い、という人も居るので、どちらが良いと決めつける事は出来ません。
その人の人生のスタイルによって、どちらが合っているかは本人しか決められませんからね。
労働環境も人を選ぶ仕事であった
安定、不安定な仕事ですがそれに付随して職場の環境も無視できない問題です。
環境も人によって印象が変わるのでどちらが良いとは言えませんが、施設警備業務は基本的に室内の仕事になる事が多く、交通誘導警備業務は殆どが外での勤務となります。
これも施設と交通で外と室内の勤務が逆転している現場もあるので、多くの仕事がそうであるという事です。
外で働く事が好きな人も居れば、外気に触れるのが嫌な人も居ます。
私がその外気温の変化による不快感が嫌な方で、更に車両の誘導業務も嫌だったのもそうですが、外での勤務も嫌だったので、個人的には警備員になる際に交通誘導警備業務は除外されたという事です。
しかし、季節による外の気候の違いを肌で感じるのが好きな人も居るので、そういった人は2号警備でもある交通誘導警備員の道を選ぶ人も居るでしょう。
そして、この両者は建物の中と外、という正反対の仕事でもあるので、この違いを理解せずに入社すると後悔する事になります。
警備員の仕事をする時は、労働環境と自分自身がどちら向きなのかを知ったうえでエントリーする様にしましょう。
同じ警備業でも向き不向きがある
そしてこれはそもそも警備員の仕事に向いていない、という人の場合です。
安定した仕事と不安定な仕事もしっかり把握した、そして外の勤務と建物内の勤務の違いも調べて、自分に合った仕事を選択した。
それでもまだ警備員として重要な点があります。
それは
「そもそも警備員の仕事に不向きであった」
という事です。
警備員の仕事は人との関わりを切っては仕事が出来ません。
人の安全を守る仕事、人の生命を脅かすものから事前に防ぐ事を意識した仕事です。
この人との関わりが苦手な人が警備員になっても、警備業務の多くが人と会話をしたり、人に呼び掛けたりすることが多い仕事なので、コミニュケーションが上手く取れないと重大な問題を発生させる事にもなりかねません。
実際、現場に人とコミニュケーションを取るのが上手くない警備員さんもおり、お客様以前に同僚の警備員とさえコミニュケーションが上手く取れず、周りの隊員さんから苦情が上がる事もあります。
警備員になった理由が、警備員の仕事しかなかった、という人に限ってこういったトラブルを抱えていたりします。
人との関わりを必要とする仕事なのに、仕方なく警備員になったという人は不向きな仕事をしている事になるのです。
警備員の仕事は色々な人が所属しています。
安定した仕事でも外の仕事が好きな人、人との関わりが苦手なのに仕方なく働いている人など、そういった人が多くなると職場内でのトラブルも増えがちです。
それを分かって理解したうえで、円滑に仕事をする余裕ある気持ちが無いと自分自身がつらくなってしまいます。