警備員の仕事の多くが、直行直帰という形態をとっていると思います。自宅から営業所などに寄らずそのまま現場でもある建物へ向い仕事に入るのです。これだと通勤時間が長くなる事も無く、また自宅と営業所と現場が逆方向だとしても、時間をかけずに現場へ行けます。しかし、現場そのものが自宅から遠すぎると通うだけで嫌になる場合もあり、所詮は配属先次第という事になるのです。
直行直帰は当たり前な業界
警備業界では、多くの警備会社または現場が通勤が直行直帰なのではないでしょうか。
自宅から現場へ直接出勤し、仕事が終わればそのまま自宅へ帰る、というスタイルです。
これはある意味警備業界では仕方の無い事なのかもしれません。
就業時間が8時の現場の場合、もし自宅から営業所へ顔を出してから現場へ向わなければならない会社の場合、8時の就業時間に間に合う様に営業所へ寄る事になります。
その時、営業所へ入る為に内勤者が、彼らの出勤し時間に合わせて出勤しなければいけないとしたら、彼らは早い時間に出勤しなければいけない事になります。
8時までに現場へ行くので、もしかすると6時や7時に営業所へ行く事となり、それに合わせて内勤者も早く出勤しなければならなくなります。
これでは無駄な人件費が毎日発生してしまうので、現場へ直接行く仕組みになっているのは、現場で働く者にとっても内勤者にとっても良い事なのです。
自宅と現場と営業所が反対方向
また、自宅から現場へ行くまでの間に営業所があるのならまだ良いですが、自宅から現場の位置の奥に営業所がある場合、これでもし「出勤時は営業所へ寄る事と」なんていう規則になっている会社の場合、非常に面倒な事になります。
通勤時に一度、現場を横目に通り過ぎ、営業所へ行ってから現場に逆戻りする、というのは通勤時間の無駄以外の何ものでもありません。
今までの警備会社で、先の様な営業所へ寄る事、という規則の会社ではなく、直行直帰の会社だったので助かりました。
過去の現場はまさにこの、自宅から営業所までが現場を通り過ぎる位置にあったので、もし直行直帰でなかったら、この警備会社を早々に辞めていたかもしれません。
現場へ行く為に、相当早い時間に起床して長い時間をかけて営業所へ行く事になるので、時間のロスを考えるととてもやっていられません。
警備業界の就業時間は早い所も多く、また遠方から通勤している人も少なくないので、朝の時間に無駄な時間をかける、というのは非効率ですし経費の無駄遣いとも言えるでしょう。
車か電車か自転車かの通勤
警備員として働いている人の中には、遠方から通っている人も意外と居ます。
現場へ直接向かう通勤で2時間という人も居ました。
8時からの勤務開始だとすると4時か5時には起きて出発する事になりますね。
そしてこれら通勤に使用する移動手段によっても自宅を出る時間は変わってきます。
主に都心部では電車やバスが多いと思いますが、勤務先の現場が公共交通機関から離れている所だと、通えない、もしくは歩きや自転車になる点です。
施設警備員は勤務先が建物という事もあり、公共交通機関で通える範囲の場合もありますが、交通誘導警備員の場合は必ずしも現場近くに公共交通機関があるとは限りません。
どちらかというと交通誘導警備員の方が車が必要となる現場が多いと思います。
この様に、警備業の分類や自宅と営業所と現場の位置によって通勤するのが面倒であったり、現場の位置によっては通勤する事自体が難しい場合もあるのです。
警備員として働こうと思った時、給料や仕事の内容だけを見るのではなく、自宅からの距離や通勤手段などをよく考えて選ばないと、後で大変な目に遭うかもしれませんね。