報告を怠って損するのは警備員

警備員がクライアントに報告を怠るとどうなるのでしょうか。今回そんな出来事がありました。体調不良の方が見えたのですが、その日の隊員さんはクライアントに報告する事なく体調がよくなった方をそのまま行かせてしまったようです。

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身体に不調がある方がいたら即報告

朝、警備室近くでちょっと体の具合の悪い女性がいたらしいです。

それほど重症な感じでもなかった様なので、警備室内で座って休んでもらっていたそうです。

10分もしないうちに良くなった様で、その方は仕事に行かれたようでした。

さて、もし正解があるとすればその時の警備員の行動はどうすれば良かったのでしょうか。

とういうかその話を聞いて私は

「なぜ、すぐクライアントに報告しなかったのか」

と問いました。

返ってきた答えは

それほど重症(大事)な感じでもなかったので・・」

恐らく正解は「軽度であってもクライアントに報告する」です。

なぜ、その報告が出来なかったのかと落胆しました。

資格を持っている隊員もいたにもかかわらずです。

新人の警備員でもないのに報告するという判断が出来なかったのです。

むしろ、それで報告しないのなら一体何が起こったら報告するのかと・・。

体調不良な人がいたら必ずクライアントに報告しなければいけません。

それは万が一、重症化して手遅れになった場合、誰が責任を取るのでしょうか

せめてクライアントに報告しておけば、仮に判断を誤ったとしても警備会社だけの責任にはなりません。

人命にかかわる事なら尚更ですよね。

その施設で問題が発生したらクライアントは責任を負わなければなりません。

報告するしないという選択肢で、しない判断をした場合得する事は何一つとしてありません。

むしろ報告しなかった事で、対応が失敗した時に責められる損害の方が最悪です。

今回は報告しなかった

何があって報告しなかったのか・・

報告書に書く内容が出来たから?

直ぐに体調も良くなりそうだったので、事案にする程の事でもないと判断した?

報告する事を忘れていた?

余りにもお粗末すぎてそれ以上問いませんでしたが、きっとこのどれかの理由でしょう。

数日前の話でしたが、なぜその事が分かったのかというと、本人が警備室にお礼を言いに見えたからです。

初め何のことか分かりませんでしたが、丁度その日に対応した隊員さんがいたので聞くことが出来たのです。

なぜ分かったのか、それは本人がお礼に来たからです。

丁度私が出入管理をしていた時に窓口に見えたので知ることが出来ました。

これがもし私でなかったら、何も知らずに終わっていたでしょう。

警備員判断は絶対ダメ

警備員が勝手に判断して問題を解決してはいけません。

特に人命に関わる事なら尚更です。

軽いめまいを起こした人を救護して少し休ませた・・という場合でもです。

それが自分が勤務する敷地内で発生しているなら尚更です。

従業員がいない真夜中の様な時間帯である場合は、また行動も変わるかもしれませんが朝の時間帯で事務所に従業員がいるなら必ず報告です。

むしろ報告しなかった事の方が、後になって問題になる可能性もありなにも良い事はありません。

今回のようなパターンに限らず、警備員だけの問題で終わらせると責任問題に発展した時クライアント側が助けてくれないかもしれませんよ。

なにせ警備員から何も聞かされていないのですからね。

何か小さな事でも発生した時に

「報告しなかったときの最悪なパターン」

を予想して報告するべきか考えるようにして欲しいですね。

 

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