警備業務は多く分けて4つの業務に分かれています。それぞれ働く現場によって分けられ、それぞれに国家資格を取得することが出来、またその資格がないと勤務に就けない現場もあります。今回はその4つの業務間での異動についてお話します。
基本的に異動は可能である
ある警備員が交通誘導・雑踏警備業務の仕事をずっとしていて、会社から施設警備の現場への異動を命じられる事は普通にあります。
4つある業種をまたいで配属がコロコロ変わる、という事はめったにない事ですが、本人の希望であったり会社の都合で働く場所が変わる事は珍しい事ではありません。
しかし警備業務が4つに分かれているという事は、基本的な業法は同じでもそれ以外の業務が特殊であり、また覚えるのも大変です。
いざ始めてはみたものの思っていたのと違っていたり、または体を壊してしまって今の現場ではついていく事が出来なくなった・・など理由は様々ですが仕方なく続ける事が出来なくなって異動せざるを得ない時もあります。
ちなみに私が知っている警備員で施設以外からの経験者は、交通誘導警備から施設警備へ、空港保安業務から施設警備へと異動した人を知っています。
会社を変わって来た人や、同じ社内で異動した人などです。
こういった人はやはり知識も増えるので、話をすると色々なこと知っていておもしろいです。
警備の資格も複数取得できる
4つの警備業務にはそれぞれ警備業務検定があり一つ一つに国家資格があります。
厳密言うとさらにそこから枝分かれして、合計6つの資格が定められています。
いづれの業務も特に資格が無くても基本的には仕事は出来ますが、もし取得出来たのなら働くうえで自分の武器にもなりますし、会社によっては手当として給料に加算されるでしょう。
しかし問題点が一つ・・
警備業務検定の資格は現役の警備員が特別講習を受けるパターンと警備員になる前の人が受けるものとの講習がありますが、私としては一度警備業を始めてから受けるのをお勧めします。
また警備会社によっては講習者の人員枠が少なくて、受けたくても受けさせてくれない場合もあります。
少ない枠しかないので、社内で受講希望者が多いと「コイツなら受かるだろう」という人選をしている会社もあるのです。
今までに4つの警備業務検定を持っている人には出会った事はありませんが、2つ位なら何人か知っています。
私がいる警備会社がそれほど大きな会社ではないので周りにいないのかもしれません。
資格をいくつも持っているような人はどこの警備会社でも高給で雇ってくれそうなので、大きな警備会社ならオールマイティな警備員さんがいるのでしょうか・・。
もし、取れる機会があるのなら積極的に受講する事をお勧めします。
必ず役に立つことがあるはずです!
どこが楽かは分からない
訳があって今いる警備業務から違う警備業務に移る事があるかもしれません。
中には私の様に楽な現場へ移動できることもあるでしょう。
「いや自分は忙しくて厳しい現場で働くのが生きがいだ」
という人もいるかもしれません、人それぞれです。
警備業務は4つに分かれており、警備会社によって請け負っている業務があります。
自分が入社した警備会社が扱っている業務で配属が決まりますが、楽であるかどうかは実際に勤務してみないと分かりません。
例えば商業施設や学校・病院など同じ施設でも現場によって忙しさの度合いが違います。
ネットなどで「商業施設は忙しいから止めておけ・・」というのをよく見かけますが、現職の警備員の意見として
「楽な商業施設もある」です。
入れ替わりの激しい商業施設などはいつも求人に載っていたりしてよく目に付きますが、条件の良い商業施設は居心地が良いので退職者も出にくく求人にも余り載りません。
その為世の中に知れ渡りにくくなっています。
しかし、最近は警備業界も超高齢化が進んでポツポツ条件の良い求人も出始めてきているような気がします。
日頃から求人によく目を通して、見た事の無い求人で給料の条件が良い案件はいけるかもしれません。
しかし文字の内容だけで判断するのは本当に危険なので、連絡や登録をする前にネットで良く調べてから行動することを強くお勧めします。