<ケース:ギャンブル中>
H氏(40代)という隊員の場合
【ギャンブルといっても公営ギャンブルやパチンコなどを指しており、違法性のあるギャンブルのことを指しているわけでは無い事を初めにお断りさせていただきます。】
H隊員は主に公営ギャンブルにはまっている隊員でした。競馬と競艇が好きでそれに関する新聞を休憩時間に見てはスマホを使って投票しているようでした。
私は公営ギャンブルは一切やらず、唯一やっていたギャンブル(パチンコとスロット)も10年以上前に辞めており、ましてや馬や舟などは全く話が分かりません。
(辞めた理由も単純、やってもやっても勝てなかったからです)
休憩時間に個人が何をするかは自由なので何も言いませんが、仕事に影響が出るほど夢中になるようではダメですよね。
ある日、H隊員は休憩時間に同じ休憩中の従業員と一緒に競馬の新聞を見つつ、テレビの競馬中継に夢中になるあまり、休憩時間を終えても仕事に戻らず後になって慌てて戻ってきた。という事がありました。
「2度も・・」
H隊員は普段から他の隊員がやった仕事の粗探しをするような人なので、裏では隊員達から煙たがられています。隊員のためになるような指導の仕方ならまだ良いのですが、彼の場合はいやらしいというか意地悪な感じの粗探しでした。
その為、普通なら休憩終了の時間を少し過ぎた時点で声をかけたりしてくれるのですが、その時は誰も声をかけなかったそうです。
彼の日頃の行動に対する仕返しなのか、勤務を忘れているという事に気づかなかったのかは分かりませんが、戻るのを忘れた2回とも誰も声を掛けてくれなかったようです。
まあ、自業自得といえばちょっとかわいそうな気もしますが日頃から連帯感や協調性をもってほかのメンバーと接してきていれば、勤務をすっぽかすなんて事は無かったのかもしれません。
私が知り合ってきた警備員のうち約9割といえる程、ほとんどの人が何かしらのギャンブルに興じています。
休憩時間や仕事のちょっとした会話の中で他の隊員たちがどの馬に賭ける?等といった話などをしてるのをよく耳にしたり、昨日あそこのパチンコ屋に行っていくら勝った負けたのだとか。
警備員はギャンブル好きな人が比較的多い気がします。そういう人にとっては、警備員という仕事は共通の趣味を持った仲間が多い職場で楽しいのではないでしょうか。
しかし、あまりに夢中になり過ぎて仕事に支障が出るようではいけませんよ。
賭け事を仲間と楽しみながらなおかつ仕事もキチッとこなす。これなら誰も文句は言いません、どうぞほどほどに・・・。